2008.05.25

技研公開2008、研究発表(良い音・感動する音)について&昨年との相違点

●一昨日の23日、計画休暇(年休)を急遽取ってNHK技研公開2008を見てきた。(10時の開場から18時に延びた終了時間まで、やはり普通に見ると1日いっぱいかかる)
というのも、研究発表で聞きたいものがあったから。

■ 研究発表 7 午後3:20〜3:45 「良い音・感動する音」と感じる条件の分析 - 感動という観点による音の評価方法の検討 - 大出 訓史 (人間・情報)

だが、まだまだこれからというところだった。
ある質問者からは、もっと科学的な手法をとらないとだめだ、NHKにはそれができるのだからと厳しく指摘されていた。(感動語によるアンケート調査である点や、さらに例えば実験のなかの1つで、同じ楽曲の異なる演奏者による演奏での比較でなく、同じ演奏を異なるミキシングエンジニアを呼んできて比較するとかすべき、といったような)
しかし、パネル展示のコーナーで、おそらく同じ質問者の方が再び細かな追及をすると、説明員の人から、そう単純にはいかないんですよ、と反論されていた。
(追記:僕は、第1歩として、そもそも感動とは、という根本から、(手法は徹底が難しいとしても)概観から始めたことは、まずはよろしいのではと思いますが。実際、個別問題は難しいですよ。下に記したような、微妙な曲の一部要素について等は、主観的直観をもとに仮設を設定し、試験する、ということから広げていかないと、科学者然とした単純な態度「だけ」では見誤る・見落とすことが多いはず。仮設と検証、また遡って仮設を見直したり見方を変えたり増やしたりしての試行錯誤の道のりは大変なはず。何と言っても対象が広範にわたるので。)

展示のほうでグループリーダーの安藤氏に聞いた話では、大阪学院大の谷口先生(大学の教員紹介ページ)(著書10冊ほどとのこと。(Amazon検索リスト))の協力を得て(客員教授)やっているとのこと。(「感動」という概念が欧米には無いらしい。強いimpressionというような表現くらい)
とにかく複雑で難しい点が多い。しかし誰もやっていないのでやらないといけないということで始めたとのこと。

個人的意見として、音楽の中でも、音響的に、共鳴(残響音だけでなくresonanceのほう)の具合によって直接脳に顕著な反応を起こす場合もある(坂本龍一のEnergy Flow(ウラBTTBほか所収)での脳波測定実験をやっていた以前の番組(民放)の例から感じたこと、つまり主題の2番目の本格的提示のタイミングでα波がものすごく盛んに出ていたことと、主観的にすばらしさを強く感じる部分の印象の一致。)、また、掲示されていた感動語の分類表*に無い、知的覚醒や気づきを得る喜びといった側面もあるのでは?といったことをお話ししておいた。また別の説明員の方には、22.2chマルチチャンネル音響システムについて、不自然で派手な音作りが多いことに苦言と改善を要望しておいた。
*(注)感動は大きく分けて「受容的」「表出的」の2つに分類され、後者はさらに「正の感情」「中立・負の感情」の2つに分類されるというもので、12の項目が挙げられている。(クリックで拡大) その他パネル展示より
Kandoh_criterionKandoh_comparisonKandoh_typeandimpressionPsycho_evaluation



そもそもこの研究は、「高臨場感音響システムで「本当によい音」を実現するために、人が良い音を感じる要因について詳細な調査と解析を行って」おり、そこでまず、「音の印象が極端に強い場合、すなわち感動する要因が音に限定される場合について、その仕組みを知る研究に取り組んで」いるとのこと。(配布プリントより)

<研究発表での質疑応答のメモ>
Q 番組制作での音作りはプロデューサやミキサーがコントロールしているのだから・・・
A 必ずしもいいと言えるか?苦情の多くがミキシングに関するもの。

Q 音楽に焦点?自然の音などは?
A 最終的にすべて。ただ、進んでいるのが音楽。先行研究に倣った。
Q 物理特性、音響心理学的に、経時的マスキングを考慮した音響効果関数などは?
A ゆくゆくはできればいいなと思っている。

Q 放送にどのように活用?
A 最適なパラメータの決定、ダウンサイジング(22.2chなど)これらはコンテンツに依存するので番組制作に貢献できたらな、と

Q 違う音源の比較をされているが無意味では?海外のミキサーと日本のミキサーを呼んできて、なら意味がある。
Q 言葉を使っている。言葉に依存すると差が出にくい。ポリグラフでα波など生理的現象のほうがいいのでは?特に日本では国民性により本当のことを話さないこともある。
A 言葉を使わないと、変動要因が多すぎる。大規模にやりたいが時間がかかる。統計的にやりたい。
Q NHKであればそれができる(環境にある)のだから、そういう方向でやってほしい。

Q 趣味が良いという表現があるが、(合う人が)そこに行けばいい。任せればよいのでは?
A 個人適応は無理。ターゲットを絞り込みたい。
(以上意味不明のつながりもありますが手元のメモの範囲で取り急ぎアップ)


●その他展示については、昨年(2007)と比べ、特別に大きな項目としては新しいものはなく、性能改善されている、展示の説明が詳しくなった等のものが多かった。
ただ、今年のWebでの詳細説明がまだない(今年は作らないつもりか?)ので、昨年のものを参照するとよいと思います。
以下、特に印象深いもののみコメント。

<2>3300万画素3板式カラー撮像実験
 →フル解像度のスーパーハイビジョン対応が画素ずらしでなく1枚でようやく実現

(以下は自分の質問事項)
Q 視野全体を広角でとる場合、レンズの色収差は問題にならないですか?
A 計算で補正してます。(その工夫はいろいろあるらしい)
Q (デモ映像の)左下の新聞がボケてますが・・・
A 加工していないので(収差がそのまま)

<4>スーパーハイビジョン符号化システム
 →去年よりレートが少し下がった(映像118Mbps、音声は1.92Mbps)
 →分割境界を目立たなくする処理を加えた。(当面の対策で、最終的にはちゃんと分割でない処理にするとのこと)

<5>高度BSデジタル放送システム

 ここでは説明員の方とかなり話し込み、衛星を用いたダウンロードサービスについて「暗号化された未購入のものの蓄積のみも許可し、見たいときにいつでも購入手続できるようにしてほしい」ということを要望として確かに受け取ってもらった。

ただ、ユーザ側からの要望を言っても、映画会社等の権利者が、とか、費用が、とかいったネガティブ弁解が相変わらずきかれた。

<24>番組配信サービスのセキュリティ技術
にあるようなさまざまな技術開発(不正流通者特定技術、P2Pで融通し合うサービス等)はされているのに、それが実際のサービスになかなか繋がらない現実がある。もっとアピールしてほしいと要望。

(追記:余談ながら、P2Pサービスのメニュー画面を表示しているプラズマテレビ、説明員が番組(『瞳』)を選んで再生を始めたら、うっすらとだがはっきりとメニューの文字がタイトル映像の背景に見える。「これ、焼き付きですか?」と尋ねると、「はい。そんなに長い間映してないんですけどね。液晶だったら問題ないんですけど。」「ますますPDPの分が悪くなりますね。これからこういうメニュー画面を使うことが多くなるのに。」といったやりとりが。

それにしても、直接関係ないがダビング10無期限延期(記事の例1)は、権利者団体との議論の平行線の帰結として、何とも言えず脱力する。怒る気力もなくなってくる。


<15>スーパーハイビジョンシアター
(プロジェクタはまだ最新のフル画素でなく従来通り2台使った画素ずらしのタイプ)
 今年からは、日本遺産と題し、これから充実させていくとのことで、まず今回は「冬」。デモ的強調を抑え、まともな造りに少しシフトしてきて、良い傾向です。

<16>インテグラル立体テレビ
昨年に続き鑑賞、質問で疑問が少し減った。
現状、スーパーハイビジョンカメラと同プロジェクタを使っても、182×140画素。視野角24.5度。
レンズアレイ、隙間を狭くして粒状感を低減できないか?と提案。(蜂の巣状に近い形にして)
カメラを複数台並べて画素数を増やすことはできないか?と聞くと、可能ですよ、とのこと。(視点の問題から不可能かと思っていたが)
それなら、やってほしい。でもデータ処理が膨大・・・・

<追記><17>究極の音再現を目指した次世代デバイス
超薄型スピーカー、今年は新素材の電場駆動型エラストマーで。ただし低音の周波数特性は、100Hzあたりからとのことで、もっと低い音は、振幅が必要だろうからどうするのですか?ときくと、面積を大きくすればできるとのこと。

<追記>(昨年は時間がなくて見られなかった)案内冊子に紹介の無い「アクシビジョン」(奥行き情報を取得するシステム)について、機器展示と解説パネルを発見。(紹介が無いのはNHKエンジニアリングサービスという、研究機関としての技研とは別の、商売のための会社のブースにあるものだから。)
(文字が解読しにくくてすみません。)
Axi_vision





なお、昨年は最後のパネル展示がゆっくり見られなかったが、今年は終了が18時に延長されて、助かった。最後のアンケートも、いつも既に引き上げられていたところ、初めて記入できた。(メモパッドをいただきました。)

参考:本ブログの昨年分の記事(計5エントリー)
技研公開2007、インテグラル立体テレビ<要点レビューとQ&Aその1>

インプレスの記事
日経BPの記事

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2008.04.06

J:COMで配信のNHKオンデマンド、録画できないというが・・・

ジュピターテレコム(JCOM)が自社のVODサービスにNHKオンデマンドを追加(発表資料:PDFなのにHTMLリンク)

アクトビラも同様のサービス(発表資料:PDF)

HDTV(ハイビジョン)品質ということで、これならPCでの1/4画素(960×540)よりいい、と喜んだのも束の間、発表資料のなかに、
『特選ライブラリー』『見逃し番組サービス』ともに、録画はできません。
との記述が。
オンデマンドだからタイムシフト目的でさえも録画する必要なし、という言い分か?

PCサービスでも同様の制限だったと思うが、このお決まりの違法コピー防止という対策は、手元に置いておきたいという欲求をもつ多くの人にとって理不尽なこと。そもそも気づいていれば録画していたところが、忘れたがためにお金を払って見るとなると、こんどはリアルタイムで見たらそれっきりというのは悲しい。(見る内容は同じなのに。DRMを使うのになぜそこまで?)
アーカイブズのライブラリーに関してはレンタルビデオの感覚かもしれないが、特に見逃しサービスに関しては、納得いかないという人が多いはず。(1週間程で消えるというのだから・・・)

このあたりについては以前から何度も書いてきたが、本当に何とかしてほしい。(「著作権」カテゴリー参照)


<なお・・・>
JCOMのこれまでのVODサービスについては、以前WBS(テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」)で紹介されていて、映画会社からのコピーマスター提供の契約書類や、D5だろうか?マスター品質の規格のビデオテープのラージカセットに収録された映画タイトルの現物とサーバルームを見せていた。これを自社で形式変換しているという。
このようななかにNHKオンデマンドが入るとなると、直接オンラインで結ばなければ、特に見逃しサービスでは物理的に対応できないはずだから、その仕組みはどうなるのか、いずれしっかりと告知してほしい。
<追記>↓ここに運用の概略紹介あり。専用線で結んでいるとのこと。
NHKオンデマンドの運用設備をNHKが公開,会員登録は開始後2週間で1万件超

NHKオンデマンドQ&A

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2008.03.05

FMCはこれで決まり!? WILLCOMのAtom搭載端末。困った...

プレスリリース
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2008/03/03/index.html

何が困るかって、アドエス(Advanced/ZERO-3[es])の契約がまだ残っているから。
アドエスのW-SIMを挿して使えるのかどうか?発表を待つしかない。
電話機能はあるのか?ウィルコムだから有るはずだがイヤホンマイクで?そのまま受話器に?(それは無理か?)・・・(携帯電話の漏洩電磁波を気にしてPHSを使う立場としての感想)
いずれにしても次世代PHSの商用サービス開始まではまだ1年以上あるから、頻繁に外出で使う人以外は改良版を待つべきかと思われる。(次世代PHSも「視野に入れた」という表現は、完全対応ではないということか?将来モジュール追加またはソフトウエア導入で対応とか?)
しかしVista搭載PCとして、性能と価格によっては別の魅力が・・・

日経BPの記事

<本日4月14日発表、「WILLCOM D4」>やはり電話機能は別に。しかし見れば見るほど魅力的だ・・・
http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/ws/016sh/index.html

<追記>Vistaってそんなにトロいんですか?それに、本体価格も、このスペックでは割安というべき。
ヒビが入ったMicrosoftの“打ち出の小槌”

<追記>
しかし考えてみれば、来年からはAppleからもiPhone(やiPod Touch)の次世代版が出るはずなわけで・・・やはりじっくり待って検討。

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2008.02.20

東芝のHD DVD撤退に一安心、あとはソフトウエア充実を

少しだけ感想。
ワーナーの決断は、IT企業に牛耳られかねない、また通信環境が十分には整っていないネット配信よりもまず、コントロールのしやすいパッケージを選んだとの説*もあるが、とりあえず永きにわたり統一を拒否しつづけた東芝がようやく観念してくれたことにほっとしている。
・・・早期の決断を評価する声が高いそうだが、とんでもないと思う。

そもそもHD DVDは、焦点距離の関係から可能な最大容量を活かし切っていないから、あるべきでない規格だと思っていた。東芝側の、HD DVDの特許、さらにはDVDの特許の継続収入が目当てというのが、最後までDVDの延長技術を譲らなかった一番の理由に違いないと推測しているので、その頑なな姿勢自体が非常に不愉快に思っていた。記録層の保護性を強調するのは後付けの理屈にきこえる。(CDだって、レーベル面近くが記録層だから取り扱い注意だということはあまり周知されていない。)
生産設備がDVD用と共用できるというコストのことは、当面の話であって、いずれ大差なくなること。むしろそれを規格策定の理由のひとつにするのは、いかんのではないか。標準構成で4割も容量が少ない(BD25GBに対しHD DVD15GB)という大きな無駄を将来にわたって生むというのに。
なおレコーダの機能の優秀さはまた別問題。(そこを支持する人にとっては残念だろうが)

よかったことといえば、互いの規格の長所に追いつこうとして、圧縮やコピー制御の対応方式のバリエーションが増えたことぐらいかと思う。

けりがついたこれからは、ソフトウエア資産の充実が重要。DVDで出ているタイトルは放送より低い解像度で逆転している現状、BDでの再リリースの努力とともに、DVDとの互換ディスクを多く出してほしい。

それにしても、放送の録画については、完全な局側アーカイブの永続的視聴が保証されないかぎり、さらに桁違いの大容量(ペタバイト級)を求めたいのが本音。ディスク交換は整理が面倒!!ディスク交換が必要な時代である限り、オートチェンジャー&自動レーベル印刷のシステムがあってしかるべき。

*→日経BPの記事参照
「【緊急寄稿】東芝HD DVD撤退へ! ハリウッドは「IT」を選ばず「光ディスク」を選んだ」

<補足>ああ嘆かわしい・・・
日経BPのブログ:次世代DVD戦争が奪ったもの
しかしながら
東芝は「日本流の選択と集中」を見せるか---HD DVDの人材の生かし方に注目

さらに
【緊急寄稿】HD DVDが撤退し、これからBDとネット配信との戦いが始まる

"BD陣営には、HD(ハイビジョン)パッケージの普及に向けた世界規模の一大プロモーションを期待したい。その中で、「録画」という日本固有の文化(欧米ではほとんどニーズがない)をさらに押し広げるようなキャンペーンが必須だろう。"

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2008.01.04

複数枚にわたるWindowsのインストールディスクはIntel Macには使用困難

かなり前に、ハードディスクを買うついでに、将来用にWindowsVista HomeBasicのCD-ROM4枚組のOEM版を購入していた。(特定ハードウエアとともに使用することを条件に販売されているもの)
当然、本当はDVDの1枚ものが欲しかったがCD-ROM版しか在庫が無いといわれ、それでもいいですと言ったのが不幸の始まり。

昨年12月、ようやくインストールしようと、Leopard(MacOSX 10.5)に付属のBootCampの説明書をみたところ、「1枚のディスクで構成される、フルインストール型のWindowsインストールディスクを使用する必要があります。」と書かれている。これが気になりながらも敢えてインストールを始めると、Disc2を挿入するよう求めるアラートが出た段階で、Disc1のディスクが取り出せない!という問題が。(本来、自動イジェクトすべきだが・・・)
キーボード上のイジェクトキーが効かない。現行のIntelMacはすべて、スロットインタイプのドライブで、(針金を差し込むための)非常用のイジェクト穴さえも無い!

仕方なくこの状態でインストールを中断すると、Windowsから起動するモードに入ってしまうこの状況では、「起動時にトラックパッド(またはマウス)のクリックボタンを押し続けるとリムーバルディスクはイジェクトされる」というMacOSでの機能は働いてくれない。当然インストールは不完全なままなので、真っ黒な画面にアンダーバーが点滅という状況。やむを得ず電源ボタン長押しでリセットし、optionキーを押しながら起動して(実際には、Leopardのインストール時にハードディスクにプロテクトをかけていたので、パスワード画面を経て、なのだが)MacOSの入っているパーティションを選択し、クリックボタンを押しながら起動すると、とりあえずはCD-ROMが排出され抜け出せる。しかし再起動するとまた真っ暗モードに。

すでに起動している状態では、クリックボタンを押しながらのイジェクトキー等も試したが、ダメ。
各種ヴァーチャルマシンをつくるソフトウエア(Parallels DesktopVMware FusionVirtualBox(開発途上))の評価版で試してみても、これらはいずれも、ディスク入れ替えを要求されるどころか、(長いパス名で示される)何とかのファイルが見つかりません、といってインストールが中断してしまうのでどうしようもない。CD-ROMからイメージファイルをつくり、それを1つのディスクにまとめる、あるいはあわよくば4枚分を同時にマウントするようにしようとしたが、うまくいかない。昔よくやったように、ソフトウエアの複数枚組のフロッピーをイメージファイルとして保存しておき、インストール時には同時にマウントすれば、ディスク交換の手間もなく、スピードも速いという技も、動いているOSをベースにしたうえでのこと。今回のようにシステムを入れようとしている状況ではうまくいかない。VMソフトのインストール時に、インストールディスクを指定する機能のあるものがあり、そこでイメージファイルを指定、ものによっては複数のドライブに4枚とも割り当てることまではできたが、やはりうまく行かない。理屈を考えれば、ボリューム名から始まるMacとドライブ名の指定から始まるDOSではファイルパスの記述が異なるので、Disc1からDisc2を呼び出すところで壁があるのは当然。ここで参照するパス名を記載した部分を書き換えて1枚のDVD内で自動的に参照するようにしようなどということは、ちょっとディスク内を覗いても、どこをどうすればよいか素人の自分にはできそうも無い。イメージファイルで工夫するところでかなり苦闘したが、あえなく断念。残念無念。

というわけで、CD-ROM版の交換は販売店にきくと不可というので、後日だれかに譲るとして、DVD版を別途購入してインストールしてしまった。
それにしても、Windowsの最初のアップデートに時間のかかること。MacOSの比ではない。その後ウイルス対策ソフトを入れて、ようやく落ち着いた。(とはいえ恐ろしいゼロデイ攻撃のウイルスやマルウエアの脅威が格段に増すことに不安が一杯。)

結局BootCampは、区切ったパーティションのハードディスク領域を占有するし(VMならば必要領域のみで逐次自動拡張してくれる)、愛用しているLogoVista電子辞典シリーズに無いドイツ語のハードディスク格納型辞書は、ロボワード用ならばあるのだが、そのビューアのMac版は今は無い(手元に残っている旧OS版はIntelMacではClassicアプリとしても使えない)ため、すぐWin版で使えるようにするためにも、また今年から始まるNHKアーカイブズのネット配信もすぐ見られるよう(WMVのDRM採用が決定的なためWindows環境必須と予想。SilverlightはDRMについても一応Mac対応だがStreamingについては将来対応とのこと(FAQ参照)。対応に期待したい。)、VMソフトのVMware Fusionに決めてライセンス購入した。(Parallelsより技術力があると思われるので。本国のサイトから、$79.99にて。日本語版も問題なく使える。)

冒頭記載の、BootCampのマニュアルの注意書きについては、そうでなければディスク交換時に問題が生じる、という具体的な説明も加えてもらえるよう、Appleには電話相談の際、要望しておいた。

★(参考)VMware Fusion日本語版発売元のact2で、1月7日17:00までの3000円割引クーポンが。(こちらで知りました)

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2008.01.03

緊急地震速報の配信を既に開始、かつ1050円分の通信料込みで1050円のコースができたNTTドコモに乗り換え?(追記あり)

以前の記事で、willcomのアドエスでTwo LINK DATA(月1000円程度の発信先限定コース)を契約ということを書いたが、漏洩電磁波の問題(TBS「情熱大陸」で、佐藤棋士も、ケータイは決して頭につけない、との話で改めて思い出した。いくら確証はないとはいえ、距離の2乗に反比例する強度を考えると、至近距離は気持ち悪い)や音質の問題(携帯はじゅるじゅると歪む音)から、このPHSのほうをメインにしようと決め、データパックminiに契約変更した。

というわけで、ますます携帯電話(au)のほうは基本料を抑えたい、むしろやめたい。しかしいい番号をもらっているので持っていたい。番号を維持するためだけに、ソフトバンクの旧機種買い切りで新スーパーボーナス適用による月額7円(1月からは6円)のユニバーサルサービス料のみ、という選択肢もあるが、地下ではつながらないことがあるとの話もきく。やはりつながりやすさを考えるとauが一番・・・W52SA、W53SAの「すすっとスキャン」機能(製品ページ開発者インタビューソフトウエア開発元「使ってみた」記事)も魅力だし・・・等と悩んでいたところ、

緊急地震速報の一斉同報配信のサービス(報道記事の例)は、各社発表はしているが、いち早く始めている(エリアメール)のがNTT DoCoMoということを知った。(通常のメールと異なり大きな遅延がない特別な仕組み。特殊な警報音と画面で知らせてくれる。)しかもそのサービスに対応する機種は905iシリーズ以降で、このシリーズ以降から新しくなった料金体系においては、一番安いのが、バリュープランでタイプSSにひとりでも割★50(またはファミ割★MAX50)を申し込んでの月額1050円。ここで重要なのは、auやSoftBankの1000円前後のコースは基本料のみであって、通信料は別なのに対し、DoCoMoは1050円分の無料通信料を含んでいること!

FOMAの通話エリアもかなり遜色無いレベルになっているとの評判なので、これはもう、乗り換えるしか無いか?と思われる。これまで、サービス内容が他社より後手に回ってダサいというイメージがありすぎた(例の2.0のCMも含め)が、905iシリーズからは機能的にも追いついて魅力的な展開を始めているらしいこともあり、またiPhoneがDoCoMoまたはソフトバンクに?との報道もあり・・・とはいえ今回は緊急地震速報が第一の目的になるので、待ってもいられない。それにiPhoneはこの機能を載せるかどうかわからないし、安い料金体系を選べるのかどうかもわからない。一方、今すぐ契約するとP905i(機能全部入りで折りたたみ、2方向オープン。500万画素カメラ。)または少し待ってP905iTV(補完30fpsのワンセグが最大のポイント。しかしGPSなし。折りたたみでないので表面保護が課題。)にしてしまうだろうから、月賦を払い終わる24ヶ月間は縛られるので、iPhoneがよければ発表まで様子を見たほうがいいのかもしれない・・・しかし待っているうちにauも春モデルの発表で緊急地震速報の機能搭載について発表がありそう(まだ未練が)・・・悩ましい状況。

<追記>その後、P905i売り切れ続出で考え直し、F905iのモリサワフォントが気に入った。(以前からMacのTrueTypeフォントでなじみがあり、優美さがある。明朝体のリュウミンを使いたい。)
液晶もP905iのような26万色(実際、デモ映像の青空の階調飛びが目立っていた)ではなくフルカラー。店頭デモで試したが、機能・操作性もこちらのほうが自分には合う。
唯一、銀色枠のデザインの格好わるさをどうするか。ホワイトが一番それを緩和してくれる?
→結局このF905iのホワイトに決定、契約。(1月6日)

参考にした記事
ワンセグやFOMAハイスピードが1つになったヨコモーションケータイ!NTTドコモ「F905i」
5分でわかるNTTドコモ「905iシリーズ」必勝購入術
全機種海外対応! 一挙23機種を投入したドコモ2007年秋冬モデルを写真で紹介・・・機能一覧がわかりやすい

<追記>
ドコモの携帯での緊急地震速報は、警報発報から10秒以内を目指すと言っている記事を見た。
海溝型地震で震源が遠い場合には有効だが、近くの震源だとこれはちょっと遅すぎる。
デジタル放送も数秒遅れるから、アナログ放送のほうが良いということになる。
専用の自動起動の装置が発売されたらなおよいが・・・

<2008.5.9未明の茨城県沖の地震で、緊急地震警報を受信。>地震後数秒経ってから。やはり遠方の海溝型などの大きな地震でしか役立たないだろう。
ただ今回については報道の通り、5弱の予想に達するまで計算を繰り返したため、テレビ等でも同様に数秒遅れだったようで、改善に向け良い例となったはず。


weathernews社のサービスもある。(これの遅延秒数は不明)

CATVでのサービスもあり、J:COMでは、設置場所で計算するので正確という。(設置工事必要)

Wikipedia参照

以下、遅延に関する一部を引用

一部行政機関向けのものを除き、配信が気象業務支援センター経由となっており、気象警報などのような通信・放送機関への直接送信とはなっていないことから末端ユーザーへの配信が遅延する可能性がある。殊に「気象庁→気象業務支援センター→民間気象事業者→通信事業者(携帯電話など)→ユーザー」の経路をとる場合、致命的な遅れ(S波到達後)が生じうるとの指摘もある。

地上デジタル放送・BSデジタル放送は約2〜3秒、ワンセグでは約4〜5秒地上アナログより遅れて放送される為、タイムラグが伸びる可能性がある。

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2007.11.04

スカパー!光での再送信はBSもパススルー相当という事実<追記あり>

過去記事
CATV普及率40%、このほとんどがHD画質で光ディスクに録画できない現状をどうする
において、CATVのBSデジタルの再送信について、レコーダの内蔵チューナーでハイビジョン録画できない問題を嘆いたが、BSのパススルーを提供しているCATV局はないのか?あったとしてもほとんど無い現状。

しかし最近知ったのは、スカパー!光(地域限定)においては、(レンタル費用が少々かかるが)アップコンバータを介することで、BSも直接受信と同じ信号を提供可能(再モジュレーションで実質上パススルー相当)にしているということ。この点からも、CATVの機能的劣勢は否めない。このままでは光に乗り換えたくなる。(今のところ、Discovery HDなど、HD番組はCATVでしか無いが、スカパーのHD放送が始まれば・・・)

光の大量CM宣伝に危機感を強め、ケーブル局が共同でHFC(FTTN)を宣伝する動きがあるが、このような使い勝手の部分で選ばれることも多いことをCATV事業者は自覚するべきだ。

(参考:地方局の状況はそれ以前に、デジタル化対応で大変)
スラッシュドット ジャパン | ケーブルテレビ初の廃業…

<追記>
逆に下記のようにBSのパススルー伝送がCATVでも実現すれば差がなくなるうえ、
スカパー!光 : BSアプコン廃止?
同じ人の感想で、ヒューマックスのチューナーが下記のような使い勝手なら、ちょっと困る。ただし、別のブログによればソニー機の場合もあるようだ。(J:COMもHDR(HDD内蔵STB)サービスはHUMAX機。パナも採用と報道されているが、原則HUMAXのよう。)
スカパー!光 : チューナーの感想
難しい・・・・

<追記>
BSパススルーを実現したCATV局
http://www.nct9.co.jp/bsdpt.html

<追記>
JCOMに、BSパススルーまたはアップコンバートの予定はないか尋ねたが、無いという。

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2007.10.13

10月12日の改札トラブル、予め切符を買っておいて安心

昨朝の首都圏鉄道(JR、地下鉄、私鉄各社)の改札(Suica、PASMO)のトラブル、たまたま用事で利用する日だったため遭遇したが、改札を解放する措置、定期券の人はいいが、自分はそうではない。・・・降車駅で精算の行列に並ぶことになると困る、と思い至り、電車の発車まですこし時間があったので、改札に引き返して、券売機で切符を購入しておいた(こちらはSuicaが使えた)。おかげで出るときは切符を駅員窓口に置いて出るだけで、時間ロスすることなく済む、と安心できた。

帰宅してニュースを見ると、乗客インタビューで、運賃を払わなかった、と語る人が。
そのような素通りで無賃乗車した、定期券でない乗客分の被害額はいかほどか?

改札復旧後も、ホストコンピュータ(サーバ)へのデータ送信はできていなかったそうだが、それでは集計も難しい状況。もともと鉄道会社主導で開発させたものだから、(日本信号に)賠償請求などせず、やむなしとしてかぶるのか?それとも過去の平均的な実績から算出するのか?・・・それは契約文面によるだろうが、常識的には全額か一部かの違いはあっても一応請求するもの。大変ですね。しかしこのような新たな試みのシステムに関してはトラブルを織り込んで免責条項があるかもしれない・・・(関係者以外はなかなか知り得ない部分。報道はされているかどうか??)

<関連過去記事>
相互利用できない非接触ICカードを複数種重ねて使うのは原則OK。だが・・・

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2007.10.03

パナのBDレコーダー、CATV用STB接続対応は便利(対応機種→DCH500もOK)<追記あり>

CEATECの開催にあわせ、ソニー、シャープ()に続き昨日2日、松下のブルーレイディスクレコーダー新製品発表があったが、
上記プレス発表にない、製品ページの一部で、以下のようにiLink端子のTS(Transport Stream)
信号の扱い(セットトップボクスからのハイビジョン録画)につき記載がある。
http://panasonic.jp/diga/products/xw300_xw200v_xw100/fullhd/index.html#02
(リンク先消滅)
この機能があれば、Rec-POTを経由する移動の手間がなくなり、ありがたい。
これは考えてみれば、DMR-BW200からあった機能だった・・
(確か、昔は、iLink対応機器間での接続は、制御の主導権をとるチューナーがどうしても複数あるとまずいために、チューナーとレコーダーは接続できないことが多かったはず・・・)

ところが、ここに書かれている(STBの)対応機種が、限られている。当方のTZ-DCH500はダメなのか??

単にRec-POTと同様、レコーダ側がD-VHSのふりをするだけならば iLink端子付きのどんなSTBでもOKなはず。対応機種はRec-POTでいうところのディスクモードのようにBDレコーダを扱う機能が付加されており、レコーダはそのようなモードでしか動作しないからなのか?それとも単に動作保証をする機種というだけなのか?

上記ページからのリンクで、STBの一部機種(DCH2000など)からのiLink接続可能機種一覧(これも消滅)というものがあるが、ここにはD-VHSモード、ディスクモード共にあるように書かれている。旧機種はD-VHSモードのみのようなので、これに今回のBDレコーダは対応できないのか?

とりあえずRec-POT経由は可能だから買ってから試してもよいのだが、できれば事前に知って他機種と天秤にかける材料にしたいところ。
なんといってもソニーのようにおまかせチャプター機能がないからねぇ・・・(参考:比較記事

平日に行くつもりが不可能になりやむを得ず最終日の土曜に行くことになったCEATECで確認するつもり。

→<追記>今日6日、CEATECに行って、担当者にきいたところ、500と520の違いはほとんどなかったはず、大丈夫でしょうとのお答え。
ただ、調べてみると、デザイン大幅変更、HDMI端子付きとなっている。iLink端子の仕様については不明。ただ、接続機器についてはサポートサイトで確認を、とあり、しかしそれは上記のTZ-DCH2000/DCH2800/DCH2810用の接続可能機種一覧しかない。
やはり試してみるしかない?

→その後、相談センターに電話したところ、TZ-DCH500でも可能とのこと。(その後検証したとのこと)
Webのほうも訂正しておいてほしいと依頼しておいた。

→すでに差し替えされ
http://panasonic.biz/broad/catv-support/ilink/index.html
などに記載あり。

※<過去関連記事多数あります>

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2007.09.18

MDプリンタをIntelMacで使うには(3;最終結論)

<重複した記載があることをご了解ください>

前の記事2つ
ALPS MDプリンター、IntelMac非対応の問題への対処法(追記修正あり。力技...でもなくなった)
MDプリンタをIntelMacで使うには(2)
で、掲示板でのやりとりでヒントをもらいながら探っていたが、
さらにヒントを得て気づいた、最終結論。

要するに、ドライバとアプリ双方で、PowerPCコードをRosettaで実行すればOKのようです。
Intel専用アプリは無理だが、Universalアプリなら、(PDF化してAdobeReaderから印刷でなくとも、)Photoshop等他のどんなアプリでも、(テキストエディットでも! 「プレビュー」でも!)あえてRosettaで実行させることで各種機能もそのままに、直接印刷できるようです。
アドビ云々といっていたのはいずれもPowerPCアプリだったからのようです。

ただし、Intel専用アプリなら、やはりPDF化する方法をとることになります。

<追記>
アルプスのサポートセンターに電話し、状況を一通り話したところ、
以前からアルプス内部でも試していたがうまくいかなかったので、それは重要なご指摘、
その後のアップデートでOSの側で対応したのかもしれない。
技術のほうに伝えて検証後、WebにTIPSの形ででも載せたいとのことでした。
検証にはしばらく時間がかかるかもしれませんが、期待したいと思います。
マイクロドライプリンタ//ドライバ情報

<追記>
その後、掲示板で、
「プレビュー.appさえRosseta指定しておけば、あとは他の各アプリのプリントダイアログ内の「プレビュー」ボタンで、プレビュー.appに丸投げしてプリントすることが出来る。」
との指摘があり、なるほど!と思った。ただし、文字の輪郭が太る傾向が目立つ場合もある。(これは、プレビュー画面はPDF化したものであり、それを印刷する事になるから。)

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2007.09.16

MDプリンタをIntelMacで使うには(2)

<重複した記載があることをご了解ください>

前記事の
ALPS MDプリンター、IntelMac非対応の問題への対処法(力技)
で、ラスタライズまでしなくてもよいことに気づいた。

前記事に追記したように、
PDF化したものを「プレビュー」でなく「AdobeReader」等で開き、印刷しさえすれば対応可能。これなら大量でもやりやすい。

<さらに追加>
ただし、AdobeReaderのバージョンは、7台(最新は7.0.9)ではOKだが、最新の8.1ではダメになっていることに気づきました。ご注意。
また、一部Web画像で通信エラーになる例もあるので、詳細不明部分も。
(→これはたまたま不具合だったようで、昔のClassicアプリ、PalmDraw(旧MiniCadの2D版)から当時PDF化していたファイル等、いろいろ試したがいずれもOK。まず大丈夫と思われる。)

旧版ソフトは
http://www.adobe.com/jp/products/acrobat/readstep2_allversions.html
から。ただし、OS選択のプルダウンメニューでIntelMacを選んだところにはリストされない。
その下2つの選択肢で表示されます。

<さらに気づいて得た、最終結論>→次の記事にも記載
要するに、ドライバとアプリ双方で、PowerPCコードをRosettaで実行すればOKのようです。
Intel専用アプリは無理だが、Universalアプリなら、(PDF化してAdobeReaderから印刷でなくとも、)Photoshop等他のどんなアプリでも、(テキストエディットでも! 「プレビュー」でも!)あえてRosettaで実行させることで各種機能もそのままに、直接印刷できるようです。
アドビ云々といっていたのはいずれもPowerPCアプリだったからのようです。

ただし、Intel専用アプリなら、やはりPDF化する方法をとることになります。

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ALPS MDプリンター、IntelMac非対応の問題への対処法(追記修正あり。力技...でもなくなった)

IntelMacにしてから、アルプス電気のマイクロドライプリンタドライバが非対応であることに気づいた。
検索して掲示板での書き込み(2chのこちらの11番、389番)をヒントに探ってみると、ソフトウエアにより使える/使えないがあるので工夫すれば何とかなることが判明。経過を以下に説明。(最終結論は次の記事(2)を経て(3)へ。←結論だけ知りたい方はこちらへどうぞ。)

ドライバのインストーラの説明書に従いインストールを行う。(USBのプラグをMac側で抜いておき、プリンタ設定ユーティリティでのプリンタ追加作業の直前に、プリンタの電源を入れてからUSB端子に差し込む。)(<補注>Macの移行ツールで自動コピーして引き継がれたドライバが残っている場合は、アンインストールする必要あり。ドライバがプリンタ設定ユーティリティに表示されない。)
ドライバー本体(ユーザ名/ライブラリ/Printers/内にある)は、PowerPC版のときよりファイルサイズが数倍の1.6MBに大きくなっており、情報ウインドウを見るといつのまにか(Universal)と表示されているのには驚く。(当方、この本体がなぜか消去されず、新規インストールしたものが「−1」の付いた名前になってしまったが、気持ち悪ければあらかじめ手動削除しておくとよい)

ここで、その「情報を見る」ウインドウ内の「Rosettaを使って開く」のチェックボックスにチェックを入れる。

この状態でも、たいていのソフトウエアはプリントできない。プリントモニタで見ても、すぐ停止してそのままになっている。しかし印刷不可なのは、印刷ダイアログのオプションの中で赤い横線の入った項目が出るものに関してのようだ。
(その横線の付く項目を選ぶと、「このパネルはお使いのコンピュータとの互換性がありません。プリンタソフトウェアの最新バージョンについて、お使いのプリンタの製造元に確認してください。」というメッセージが表示される。)

しかし、手元のPhotoshopElements 2.0はすべての項目が正常。このアプリケーションソフトでは印刷可能

そこで、現状では印刷できないソフトウエアからの印刷を、Photoshop等に肩代わりさせようと考えた。

一旦PDFに変換、そのファイルをPhotoshop等で、内容にあわせて解像度、カラーモードを選択してラスタライズし、(テキストのみならさらに2値化もして、)印刷。
この工程は不要と気づいた。下記追記参照。

すると300dpiでもとりあえずOK、1200dpi(ただしラスタライズに少々時間が)なら、これまでと同じくフォントのエッジもシャープに。
(もちろん、画像に関してはPDF化の際の解像度以上にはならないので、MacOS X標準のPDF出力機能は何dpiか知らないが、解像度不足の場合は、純正のAdobe Acrobatまたはその他のツールを使って解像度設定する必要がある。)

以上の手間を惜しまなければ、使える。
これは、大量の印刷には向かないが、少量ならとりあえず使えるだろう。自動化をもくろむならば、AppleScriptの出番?

<追記>
・・・→Ilustratorで可能ならPhotoshopでもと考えて試した経緯を加筆しようかとしばらく考えていて、ふと、アドビ製ソフトなら、AdobeReaderでもいけるのでは?!と気がつき、試してみるとOK

というわけで、いちいちラスタライズしなくても、PDF化したものを「プレビュー」でなく「AdobeReader(もしくは有料のAcrobatも可能のはず)」で開き、印刷しさえすればよい。手間が減った。

<さらに追加>
ただし、AdobeReaderのバージョンは、7台(最新は7.0.9)ではOKだが、最新の8.1ではダメになっていることに気づきました。ご注意。→次の記事参照

<さらに最終結論は(3)へ>:ドライバとアプリケーション双方をRosettaを使って開く、だけでよい。これまでの試みは迷いの中の試行錯誤。上記のPDFに関しても、AdobeReader 7.xでなくても、「プレビュー」をRosettaで開いてもよい

ただし、Intel専用コードしか持たないアプリでは、やはりPDF化を経る手法が有効

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2007.09.13

ソニー、BDレコーダー4機種発表、相変わらずTS用iLinkなし!

本日9月12日、大きなニュースに隠れがちかもしれないが、一部関係者予想の通り、標記発表があったが、iLink端子はHDV/DV入力用のみで、MPEG2 TS用はまたもや付いてない。
ソニーさんはなぜ、やむを得ず衛星の直接受信ができずCATVで見ている人を見放すのか!!デジタルSTBからRecPot等を経由してでも、BDに保存できない状況はつらい!おまかせチャプター&おまかせ録画は手放せないのに・・・BS用には別のレコーダを用意しなくてはならなくなる・・・シャープとパナに期待・・・
ソニー自ら愛称を命名したiLink(Appleが規格提案のIEEE1394のうち4ピンタイプ限定)端子、何か主義や方針があるのか知らないが、かつてはスカパー用チューナーにもiLink出力をつけたことがあるくらいなのに、なるべく全機種、少なくとも下から2番目以上の機種には「TS対応の」iLink端子にしてほしい!

それにしてもこのラインアップと価格は、一気に置き換えを狙っている。一番安い機種でも予想小売価格14万ということは、数ヶ月して、目玉商品にされたら8万円台くらいにはすぐになるだろう。ただ心配は、価格競争が先行し品質問題が・・・ということ。

<参考過去記事>
CATV普及率40%、このほとんどがHD画質で光ディスクに録画できない現状をどうする

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2007.09.04

速度は遅いが月1000円前後でW-ZERO3シリーズを。

外出中はほとんど使わずモバイル通信は利用頻度が低い
従って
基本料金は抑えたい
かつ、
非常用としてPC用の第2の通信網を確保しておきたい
という人に、PC用モデムとして使うと別料金というケータイ各社と違い、それほど料金差別の無い会社、最近イー・モバイルも出てきたが、元祖WILLCOM、そのうち、通話先限定で時間料金制のTwo LINK DATAが、専用機種以外でも選択できるというお話。

注意点(後述)を先に念のためメモしておくと、PIAFSのダイヤル番号で、最後に##4が必須。

以下、経過から記載。
当方、もともと、CFカードタイプのTwo LINK DATA(通信用と電話用あわせて発信先番号3つに限定のコース)対応通信カードを使用していた(最新機種はこちら)が、事情によりパソコン本体がCFカードを使えないタイプとなったため、代わりのものを検討開始。(約4年ぶりの機種変更となる。)

それに、携帯電話をようやく約1年前から使い始めたが、音質の悪さに辟易している。できればPHSの高音質で電話もしたい。(通信カードタイプでもイヤホンマイク接続でパソコンからなら電話できたが)

そこで、せっかく挿し替えできるW-SIMカードのシステムがあるのだから、W-SIMを挿入してUSB端子に接続する"DD"(WS002IN)と、Advanced/W-ZERO3[es](WS011SH1(S))の組み合わせに最終的に決定(電話相談しながら)。ただし、"DD"は、SIMカードとセットの販売がほとんどで(ネット直販もセットのみ)、単体購入はお店を探してくださいといわれ、ネット検索で、楽天でも販売している某ウィルコムショップで購入。
<追記>IODATAから"DD"と同機能のアダプタが発売!
http://www.iodata.jp/news/2008/03/usb-wsim.htm

WS011SH本体は、(後述のコース選択は直販サイト(WILLCOM STORE)では選択不可なので)近くのPCショップで、この機種は人気で在庫なしと最初言われたが、倉庫に1台だけありましたと言って出してきてもらえたのは幸い。(この数日後新色の発表があったが、これを知っていてもシルバーにしていただろう。シルバーのデザインの印象が強いせいか、どうもしっくりこない、と個人的には思う。)

さて、本題の料金コースについて。冒頭記載の特殊条件をあれこれと電話相談していて、示唆されたのが、
Two LINK DATAでも契約できる」ということ。あくまで料金体系ですから、と。そうなんですかー?と大いに驚いた。というのも、Webでの説明は、どれも、対応機種のみでの展開と読めてしまうから。
(実際、料金プランの説明ページに「Two LINK DATAは機種限定サービスのため、専用機種が必要です。」と明記してあるし。FAQのQA番号:001341には、「通話相手先限定サービスは端末限定サービスのため、対応できる電話機または、データ通信カードに限られます。対応できる機種は・・・」等とかいてあるし。)
しかし実際、上記のサービスセンター(157のほう)で複数の人に確認したが、できるとのこと。

このことを電気店の店員にも説明し、改めてサービスセンターに電話し、
1●パケット高速通信はできないこと
2●従ってパケット通信を使うオンラインサインアップ(メールアドレス取得等)はできないこと
3●メールはPCのプロバイダのメールを、Outlookの設定をして使うことになること
の説明を直接受けたが、冒頭の事情・条件を話し、問題ありませんと答えた。ふつうそういった契約をする人はいませんが、ご納得のうえでなら、といわれた。

そうして無事、コース変更なし、機種変更のみで契約を終えた。
(ただし、この店では、店側でのサポートの部署との電話のやりとりを待っていたりして、結局2〜3時間かかった・・・)
結果、試してみてどうなったかというと、

1と2については、オンラインサインアップはなぜか、加入しているPCのプロバイダの案内には無い、CLUB AIR-EDGEと名前のついた、パケット通信の番号(手続専用?)に自動的にかかり、オンラインサインアップできてしまった。(でもどうせこのメールアドレスは使わないのだが)
そのうえ、公式ページの範囲内のみ、Webブラウズもできてしまう。これはそういう設定が最初からされているものと思われる。

3のメールは、使いたくないOutlookでなくとも、説明書に書いてある通り、標準のW-ZERO3メールでアカウント設定すれば使えた

ただし、実は最初、以前から使っている通信用のPIAFSの番号で、WILLCOM提供のDAL(ダイレクト・アクセスリンク)の番号の、プロバイダの案内ページにある、「電話番号部分」だけを入れると繋がらず、焦った。前のデータカードはPIAFS専用だからそれでも繋がったのかもしれないが、こんどは多様な方式をサポートする機種のためか、うしろに通信方式の区別を示す、「##○」の付加(○は1つか2つの数字)を入れて初めて、繋がる。ここでは64kPIAFSの##4。(W-SIMカードのマニュアルに書いてある。これがプロバイダのページに無かったのは、必ずしも不備という訳ではないが不親切。)
<補注>asahi-netでは、老朽化に伴うDAL廃止に伴い設定変更を余儀なくされた。

(因みに、「#」は米国流の「ナンバー」(日本でいう「No.」と同じ)と読むのが正しくて、決して「シャープ(♯)」ではないですよ。文字の井桁の形も違うでしょう?シャープは縦線が垂直です。楽譜のシャープ記号も同様です。ナンバーは横線が水平。 日本人の間ではこの誤解が多すぎ!)

さて本題。Webブラウズも、Operaを開くと、普通に使える。もちろん、64kのスピードなので、一昔前ならぬ二昔前のISDN程度の速度だから、画像の読み込みはもたつくが、使えないというわけではない

そして、W-SIMカードを"DD"に差し替えて、パソコン(Mac)からの接続も、手順に従い問題なく一発開通。

これで、
モデム機能で
●自宅パソコンで光回線が使えないときの非常用モデム機能
外出時のパソコンからの接続用
電話機単体で
高音質の電話(ただし今の契約では発信は申し込み時指定の宛先2つと、3ケタ番号のみ。どこへでもかけられるようにするには、一つ上のコース、データパックmini(2000円前後)で可能。ただし電話は無料通話適用外に注意)、
●外出時用のキーボード配列で打てるコンパクトなメール環境(携帯のテンキーは我慢ならないのでQWERTY配列がどうしても欲しかった。(iPhoneは日本語入力の使い勝手未知数・・・)今回のAdvancedモデルは、キーボードが非常によくなり、中央に盛り上がりのある大きなキーで、押す位置に少し注意すればミスタッチなくほぼ自然な打鍵で軽々と打てる!(もちろん親指ながら))、
低速ながらPCサイトのWebブラウジング(横800ドット画面で)
と、とりあえず申し分無い環境となった。
付言すれば、パケット数でなく接続時間での課金なので、短時間(月に数十分)の利用ならそれほど料金の心配がいらないのもよい。後で知ったが、例えば1ページの表示でも数百円というパケット制は恐ろしい。

なお今は買い替えキャンペーン(W-VALUE SELECT)で月525円の補助(もっと上の料金コースなら 料金コースに関わらず一律1050円補助。これら補助額は機種により様々。旧モデルなら本体費用のほとんどを補助してくれるものもある。)と修理2年間無料サポートがつく。
★2007年末までの限定で、新規に限り、アドエスが実質負担0円。 →これはその後も続いている

他に液晶保護シートやプラケース等も調達(Amazon)・・・

amazonでは、本体も売っている
WILLCOM Advanced/W-ZERO3[es] プラチナシルバー[WILLCOM W-Value] WS011SHS0
WILLCOM Advanced/W-ZERO3[es] ブラウニーブラック[WILLCOM W-Value] WS011SH1(B)


あとは、他社ライバルとの比較の目にさらされる中、どこまでいくか。EMOBILEとの間では、今回かなり迷った。速度は魅力だが、モデムの機種の問題(直接挿せるUSBタイプが無い)と、個人的条件からして料金がもう1歩、そして電話機能(来年始まるというが携帯音質を超えるか否かが問題・・・*)で断念した。

*とりあえずIP電話の一種の機能が付加されたが、現時点では発信専用らしい

<その後>
FMCはこれで決まり!? WILLCOMのAtom搭載端末。困った...

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2007.09.02

ダビング10(コピーワンスの拡張版)の落とし穴

<補注:コピー10→ダビング10に名称改訂により修正>

コピーワンスの改善策導入の方向は固まったが、日経BPの記事によれば、日本国内のローカルルールで放送波の拡張領域を使い、その部分の信号を受けたHDD内蔵のチューナー内部で管理するのみとなるため、iLinkやDTCP、HDCP、DLNA等の機器間伝送の規格はいじらず、結果としてCATVのSTBやTV内蔵チューナーからRec-Pot等の外部機器で録画するような場合は相変わらずコピーワンスとなってしまうという。これは困った。特にBSはパススルーでないので、新方式に対応するHDD内蔵のSTBが出るまで出ているが、CATV局が採用していず申し込めないと恩恵に預かれないことになる。(補注:BSは従来のコピーワンスのまま変更の予定が無いらしいような・・・BSもダビング10移行とのこと・・・)

それに、リムーバブルメディアにコピーまたは移動したものからはコピー不可という世代制限は変わらないので、メディアエラーの保障としては、元の(最初に録画した)チューナー内蔵HDDに記録したものを消さずにおく、かつバックアップコピーを複数とっておく、そして内蔵HDDを空けざるを得ないときは、コピーカウントがゼロになることを覚悟して別のHDDに移す以外にないことになる。すると、メディアの長期を経ての劣化対策はなおも取れないことに変わりがない! 上記記事で紹介されている回数管理技術を持ったリムーバブルメディアとしてiVDR-Sがあるというが・・・
<追記:メーカーの技術者の方々、ぜひBD等のディスクメディアから他のメディアへのムーブ機能の開発を!>・・・<補注>もしかして、これは技術的にではなく規格上の制限によって不可になっているだけか?<さらに補注>管理情報で消去後でもデータは残っているので、本体内蔵の固定メディア(HDD)とちがい、ハッキングの対象になりやすいからか?と推測。

ともかく、コピーワンスのとき以上に、理解が非常に難しい!(というか、複雑。各規格の基本的なところを押さえていれば理解しやすいが)これをレコーダを買おうとする一般の人の多くが正しく理解したうえで買う状況になるとは想像できない。(追記:アナログ出力はコピーフリーになると言っても、標準画質に変換ではちっとも嬉しくない)
特に、ケーブルテレビの視聴者は、対応するチューナーが出て、それを申し込める場合以外には、何の進歩も無いことを知ったら、それこそ裏切られた気分になること間違いなし。客のクレームを受け、ケーブルテレビ会社も頭を抱えることに。
(現状でも、市販レコーダにおいては対応機種までは買い控え&投げ売り状態になることは必定なうえに・・・(注)←執筆当時の状況)

いわゆる権利者側の方々、放送局の面々、そんなに大量コピーが気になるなら、そもそも、前から言っているように、どうか、コピーワンスにするのは、パッケージソフトウエアとして販売している、もしくは近い将来発売予定のもののみにしてもらえないか?
いろいろ権利関係の条件があるのはわかるが、コピーが出回っても実害があるのはそういう番組だけでしょう。それ以外は、出演者の立場でも、より多くの人に見てもらえてありがたがることがほとんどでしょう。

過去記事(新しいウインドウまたはタブで開きます)

放送の概念の見直しについて提案_2006-8-13初稿を加筆

コピーワンス問題の協議状況をNEがスクープ掲載〜録画文化について+COSMOSの件

技研公開2007、著作権がらみで難渋ながら1歩を踏み出す通信回線利用、衛星利用のサービス<要点レビューとQ&Aその4>

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<付記あり>Pianoteq 2.1をチェック予定

記事追加が止まっていたのは、仕事の都合だけでなく、この件で中途半端な報告はだめだろうという思いもあってのことだった。しかしこのソフトウエアは、この世界にいる人は知っていても、なかなか一般には浸透していないと思われるので、まずはひとこと。

以前から管楽器など一部の楽器について実現していた、楽器の物理モデルをもとに楽音を合成する電子楽器で、ピアノについて音源ソフトウエアとして実現したものがPIANOTEQ。

日本語サイト

本家サイト

詳細説明 ・・・原理と特徴はわかるが、具体的な生成手法は説明が無い。(そこが企業秘密なのかもしれないが)

一部には、サンプリング音源と比べてまだまだといった声もあるようだが、
サンプリング音源は無響室で収録しているとはいえ、本体や弦同士の共鳴は経た上での音であるのに対し、
このソフトウエアでは、筐体や弦、複数の音の間の共振を別途パラメータ調節・計算して付加する。だからそこを考えて適切に調整したうえで比較しないといけないのでは?と思う。
音の混合による相互作用の再現性は原理的にはこちらが本質的に優れているのは確かだから、サンプリングの録音のきれいさに惑わされずしっかり比較したい。


<付記1>7月17日受け取っていたVersion 2.1のお知らせメールで紹介のあった2.0と2.1の比較デモ(チャイコフスキーP協の一部)があるが、微妙なのでヘッドフォンでよーくきかないとわかりづらいが、深みと鋭さが増したことがわかる。

公式Webにも紹介があるが少し異なる表現・詳細な記載がある上記メールを紹介(部分訳)

「C2 concertという新しいプリセットで、フォルテシモでのピアノモデルの改善と拡大されたダイナミクスにより、より強いパッセージでの鋭いエッジをもたらしている。これを非常によく示しているのがこのオーディオサンプル:
http://www.pianoteq.com/audio/20vs21.mp3
−共鳴する響きの改善
−部分ペダルによるハープ共鳴の改善」

とのこと。

以下原文

SOUND
- Pianoteq offers a new preset called "C2 concert" with an improvement of the piano model at fortissimo and increased dynamics, bringing more of the biting edge in stronger passages. Here is an audio sample that demonstrates this pretty well: http://www.pianoteq.com/audio/20vs21.mp3
- Improvement of the sympathetic resonance
- Improvement of the harp resonance with partial pedalling

他にも技術面の対応につき以下のようなWebよりも詳細な記載が。

TECHNICAL
- RTAS version (Mac and PC)
- Receptor compatibility
- Multicore rendering
- Pitch bend available
- Drag and drop for midi (stand-alone only) and fxp files

<付記2>
http://media.miroc.co.jp/NAMM2007/archives/86
には、以下のような参考になるコメントが。

「プリセットをロードした状態では、本製品のユニークなポイントを強調したいのか、共鳴音、サスティン・ペダルを離した時のノイズなどが強めで、少し鼻についてきます。そこで、共鳴音、サスティン・ペダル・ノイズ、リバーブなどを抑えめにして、Hammer Noise(ハンマーが弦にあたる時の「コトン」という音)は逆に少し強めにしてみると、鼻につく響きが姿をひそめ、いい具合になりました。」

ただ、上記サンプルではちょうどよく、むしろ音の切れ・移行時の音の切り替わり方が突然にきこえる。残響を別途付加して使いたい。

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2007.07.19

NHKデジタルハイビジョンも2011年廃止検討を受け入れ(電波新聞2007.7.19)<一部訂正・追加>

今日付けの電波新聞2面に、昨日(7月18日)、NHKは、今年終了するアナログハイビジョン(BSデジタル103chとサイマル放送のBS9チャンネル)につづき、デジタルハイビジョン(BS103ch)も、2011年廃止に向けた検討を開始することを受け入れたという。(まだ決まったわけではないが)
これは、NHKは肥大化してチャンネルを持ち過ぎだという批判の流れの中で出ていた話。

たしかに、アナログハイビジョンについては、試験放送時代には各社相乗りだったのをNHKが受け継いだもので、BS1、BS2と合わせると多いと感じるが、
過去、AMラジオ第1第2、FMラジオ、アナログテレビ総合と教育。これらはそれぞれ必然的に技術の流れとともに育ってきたもので、ラジオ第2と教育テレビは、教育チャンネルとして特別の意義があるから、別枠とすべきもの。そうするとやはりBSだけがだぶつき感?
今となっては標準画質として残ってしまったBS1とBS2は、BS1はニュースとスポーツ(24時間ニュースにするとか言っているが)、そうするとBS2はカルチャーということで、コンセプトはBShiと重なる?(しかしもともと離島等での難視聴解消のためだったはずで、だからこそニュースの一部等は地上と同時放送)

とはいえ、BShiはハイビジョンの看板チャンネル。(民放はハイビジョン1チャンネルずつ割り当てられているのに・・・)これを、記事にあるようにBS1、BS2とあわせて高画質化して対応する(「ハイビジョンと同様の高画質放送に切り替え」)というが、本当に大丈夫か?両チャンネルあわせて現状でハイビジョンの約2/3の帯域しかない(あと約1/3はスターチャンネル)。

過去記事(4K×2Kの放送には?(空想)ほか)で紹介したような、チューナー側はそのまま(MPEG4 AVC等でなくMPEG2の範囲内)で低容量・高画質化する技術で対応するのだろうが・・・現在のハイビジョン1チャンネルの帯域(ハーフトラポン)を確保できれば、2チャンネル分も可能?あるいはBS1はSDで、BS2は高圧縮のHDという組み合わせにするのか? あるいは、最新の技術で半分以下の転送レートに落とすのか?
・・・すると、他の民放チャンネルはどうするのか?同様に多チャンネル化するのか?まだまだ標準画質からのアップコンバートが少なくなく無駄が多い民放の現状からすると、逆転した状況に・・・

そんなことより、高画質化のほうを追求してほしい。前から言っているように、圧縮ノイズの追放が優先課題。上述の新技術を適用したうえで、看板となる紀行番組等は、2チャンネル分(現行1チャンネル分)の帯域をぶち抜きで使って、ハイビジョン解像度の中で究極の画質にするとか・・・・

<追記>
WikipediaのこちらにアナログBS9ch終了のあとの割り振りについての記述があり、スターチャンネル分はNHK BShiのデータ放送充実とBS1・BS2の画質向上に割り当てられるという。(BS2が11スロットであれば、横方向解像度を大幅に落とせば一応のHD放送も可能では?と思える。)

<追記>毎日の記事は、割り当て帯域について、中途半端なコメントしかしていない。スターチャンネル分を得たとしても従来および他局のハイビジョンには届かない。

(参考)画素数から計算するSDとHDの関係
SD放送のデータ量はHD放送の1/3というのは、ヘッダ部分等は別にして、画素構成部分の数だけ比較すると、ぴったり1/3ということから納得できる。
HD(1080i) : 1920×1080÷2=1036800(インターレースなのでフィールドごとに半分ずつ)
SD(480p) : 720×480=345600 これを3倍すると同じく1036800

衛星のトランスポンダ1個(アナログ衛星チャンネルでいうチャンネル1つ分。奇数チャンネルが日本への割当て分)でデジタルハイビジョン2チャンネルを放送中。
ただし実際には局や放送により割り当てスロット数が異なるため一概に言えない。
Wikipediaのこちら等を参照。

<追記>ネットでの記事、こちらの該当部分は、電波新聞での文面とほぼ同じ。

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2007.06.16

6月18日(→24日BS2で再放送)のクローズアップ現代でZARD

がとりあげられる。(総合/デジタル総合 午後7:30〜、BS2 午後8:32〜)

社会的影響が大きい存在だからこそだと思うが、予告にあるように、ファンの心を支えてきた側面を、取材を通してみていくものと思われる。デビュー当初から注目していた者として、スタッフに感謝。

http://www.nhk.or.jp/gendai/
放送記録
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2007/0706-4.html
時代を励ました歌
〜ZARD 坂井泉水さんが残したもの〜


参照>>>→見終わって(岩井監督の出演で・・・)


<追記>●無いと思っていた再放送が
http://www.nhk.or.jp/gendai/osirase.html

6月24日(日)【BS2】午前10:55〜11:54
「あなたのアンコール サンデー」内での放送となります。

とのこと。

<録画マニアのひとりごと>
BSハイビジョンが開始されて間もない頃、この番組はBShiのフルHDでも放送されていたが、そのころ浜崎あゆみを採り上げたとき、楽曲の引用部分の音質が大変高かったのが印象に残っている。(放送局は、オリジナルそのままだけでなく、聴覚上の快感を高める音質加工をする場合も多々ある。報道系番組でこれをやるかどうかは定かではないが。)
録画は、今は衛星ではSD(標準解像度)のBS2のみ(午後8:32〜)なので、7:30からのデジタル総合テレビの1440×1080(3/4 HD)画面のストリーム信号を音声も含め再エンコードなしでそのまま記録すべし。(解像度についての話題はこちら
(当方、Rec-POTとシャープのBluRayレコーダのHDDの残りを空けて、万一に備えパラ録り(並行録画)しないと・・・(ディスクへムーブ失敗が怖い。コピーワンスは早くやめてくれ〜) さらにアナログ放送でも録画)


Wikipedia(クローズアップ現代)

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2007.06.10

相互利用できない非接触ICカードを複数種重ねて使うのは原則OK。だが・・・

ICカード元年といわれる今年、これまでのEdyに始まり、鉄道系ではSuica、ICOCA、TOICAのJRグループのほか、私鉄のPASMO(首都圏私鉄・バス、JR東日本のSuicaと相互利用可能)、PiTaPa(関西圏の私鉄グループのカードで、鉄道系では現状唯一のポストペイ(後払い)型。ICOCAと相互利用可能。他分野・地域へも広く展開を目指している。→紹介記事参照:「関西から世界一のICカードが生まれる?」)、流通系のnanacoWAON、クレジット系でポストペイのQUICPayが相次いで開始し、サイフの中は複数の非接触ICカードであふれている人が多いと思われる。
(今、日本ではほとんどがソニーのFeliCa規格のカード(←Wikipedia解説。よく整理されている。)。→ソニーの製品ページソリューションページ

こういった状況のなか、「違う種類のカードを一緒にパスケースに入れていると、うまく動作しない」というような表現のしかたで報道されることが多いが、これは「同じ種類、および相互利用可能なカードを一緒に入れていると・・・」と訂正すべきであって、かつ、経験から書かせてもらうと、別種でかつ相互利用できないFeliCaカードなら、3枚まではほぼ確実に、4枚でもケースへの入れ方次第で正常動作するようだ。(実際のところ、各カードとも受信し動作はするが、利用するシステムにとって正常に応答のあるカードだけが有効となるという状況と思われる。もし相互利用できるカードが混在すると、システム側ではねる。試したことは無いが、枚数超過エラーという表示が出るらしい。それにしても、SuicaとPASMOの両方をもっている人もいる(←無意味)、あるいはそれを前提に遮蔽シートを宣伝しているところもあるというのは困ったものだ。)
(なお、iDは携帯内蔵機能専用(ポストペイ;クレジット)だが逆に多くのサービスは携帯内蔵のモバイルFeliCaでもサービスしており、こちらはチップは1つなので干渉の心配が無い。)

当方所有カードの経過は、最初に社員証(Edy対応前のもの)、次いでSuica(旧タイプ→店舗対応の新型に交換)、郵貯Edyカード(生体認証付き)、そこへ、Edyカード化しましたといってあとで新しいカードを送ってこられても(ANAマイレージカード)、すでに郵貯でEdyは持っているので、サイフには入れられない・・・。
そして先日からは、4枚目となるnanacoをサイフに。nanacoは、今なら費用300円中200円分は後でポイントで戻ってきますという店員の勧めで、かつ毎回ポイントも付くというので導入。

ところが、これまで3枚のときは何の問題も無く使えていたのが、4枚目導入で引っかかった。nanacoがなかなかうまくいかない。社員証も、これまで高感度だったリーダで読めないことが多くなった。そこでカードの入れ場所を移動し、(カード入れの一部が反転して開く折りたたみ型になっているサイフなのだが、そこの)折りたたみ部分にnanacoを入れ、nanacoを使う時はそこを開いてかざすようにした。(コンビニ店舗のリーダは感度が低く設定されているようだ。)これで、それ以外の時は従来通りサイフを閉じたまま、同じ面からかざして使用可能な状態に。ほかに、電波を遮蔽するシートが売られていたりするので、これを使えば、かざす面を使い分けての対応も可能だろうが、カードの種類により持ち替えるのが面倒な人は、やはり入れ方で対応すべきことになる。

さて、最初に書いた相互利用の状況について考えると、現状SuicaとICOCA、SuicaとPASMO、PiTaPaとICOCA等の間では相互利用可となっているので、それらの共用関係のカードは両方入れて持っていると改札機を通過できないのは自明。ところで将来、プリペイド型とポストペイそれぞれ1種ずつくらいに淘汰されるとも報じられるがその帰結は怪しい(手数料収入の甘い汁が発行会社に入るので主導権争いは熾烈)ものの、その前に共用化は早く進むと思われ、その際は面倒なことになる。一部報道記事にあったように、コンビニ店頭等では、どちらを使うか申し出てから、店員に選択操作してもらってからかざす、ということになる。鉄道系では、改札機でこのような切替操作はできないので、現在でもたとえば月一定額以上の利用分が割引(会社により規定はさまざま)になるPiTaPaと、関東圏での利用のためのSuicaの両方を持っていると、これら両方が共用できる関西圏のJR(ICOCAエリア)ではそのまま利用することが出来ないはず。今後相互利用が進むと、このように都合に合わせて複数種を持つとき、選択が難しくなる。現状では、鉄道系ではSuicaが最も共用範囲が広いのだが、上記のようにPiTaPaも利用したい場合、問題。関東のJRと私鉄でもPiTaPaに対応してくれるとベストなのだが・・・(そうすればPiTaPaに絞れて、世界一のカード環境になる。)

また、システム側で、予め優先利用するカードを設定できるようにしてもらえないものか?ユーザ登録する定期券型やPiTaPaの間ならば、同一ユーザの持っている別種のカードのIDを相互に把握できるから、比較的容易に排他利用関係を個別設定可能と思われるが。
なおモバイルFeliCaでは、理屈では携帯端末側で内蔵ICタグが応答するサービスを絞れば良く、設定可能と思う。(あるいは既に実装済み?落としたり忘れたりしたら怖いので持ってませんが。)

<追記>
このような特別なカードも(2枚重ね利用)
IC乗車券で都市間の移動がもっと便利に!

新たに発行する「エクスプレスICカード」とお手持ちの在来線用のIC乗車券の2枚を重ねて新幹線乗換改札機にタッチすることで、東海道新幹線とSuica・TOICA・ICOCAの各エリアの在来線がシームレスにご利用いただけます

<関連記事>
10月12日の改札トラブル、予め切符を買っておいて安心

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2007.05.30

その後見つけた放送とネットに関する政府案および司法判断の現況

数日前まで多数書き込んだ技研公開の記事(予告その1以下その5まで)以降、関連ページを見ていて、以下のようなブログを発見、そこで多数紹介されているリンクおよびそこからさらにリンクをたどると、大変動きが速いことを知る。

DeCoBo LOG:NHK の こうげき

ここで紹介のリンク
TV番組のネット2次利用、出演者らの許諾不要に・知財計画案
さらに別記事で
ネット検索に文書や画像、著作権許諾不要に——知財本部戦略案

リンクをたどるとさらに、
テレビ番組、ネット転送事業は適法・知財高裁、局側の抗告棄却

テレビ業界を震撼させた新たな司法判断「まねきTV」仮処分却下
→これは江口靖二氏(プラットイーズ取締役)の寄稿記事で、最後のほうに、非常に同感な文章があったので紹介させていただく。


 テレビは公共の財産である電波によってより多くの人に情報を伝達するために与えられた公衆の資産である。そこに情報を乗せた以上は、多くの人に情報を伝えるための道具であるVTRの存在も認めるべきである、とソニーはベータマックス訴訟時に主張をしたそうだ。

 今日では必ずしも電波を用いなくても同様の伝達は可能となってきたが、テレビ局の使命は変わらないはずだ。 VTRの出現によってハリウッドは衰退したであろうか?それをビジネスに変え利益を最大化してきたはずである。そのためには受け入れるべき技術や変革は受け入れるべきなのである。
 動画投稿サイトになぜあれだけの数のテレビ番組がアップロードされるのか。最初から分かり切った違法、適法の議論をするよりも、なぜテレビ番組がアップロードされ、なぜそれを多くの人が見るのかを考えるべきである。これはもはや時代や視聴者のニーズに応えられないテレビ局の怠慢の領域に達している。

よくぞ、ずばり斬っていただいた。

<追記>
ニュースを斬る 誰のためのデジタル放送か?(前編)
ニュースを斬る 誰のためのデジタル放送か?(後編)

<追記>
直接関係ないが、iTunes関係。こちらはJASRACのからみでひどい様相
アップルが「文化庁は著作権行政から手を引け」と主張

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2007.05.27

技研公開2007、その他気になった展示<要点レビューとQ&Aその5>

(各テーマの表題部分はオフィシャルの紹介ページへのリンクになっています)

  • フレキシブルディスプレイ用スピーカー
    〜 曲げても音が出る 〜
    (会場番号29)

    2種類の方式いずれも、携帯型としてはそれなりの音を出しているが、
    動電形アクチュエーター方式は、やはり原理通り、「鳴らされている」感じのする音。すなわち、振動している素材の持つ固有振動が過剰に加わって歪んでいるということ。

    それに比べ、フィルム状の電場駆動型高分子を用いたものは、しっかりとした(stableな)音。

    ただ、いずれも、期待するほうが無理かもしれないが低音の出は悪く、尋ねたところ確か500Hzくらい?からとのこと。

    それにしても、今回のデモでは、お気に入りのJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタが使われていたので、特に惹かれた。いつも聴いているシェリングの2回目の録音とは異なるものだったが。


  • ネットワークを利用した制作・送出システム
    〜 次世代放送局システムを目指して 〜
    (会場番号22)

    分散サーバーシステムとは、PCの世界でのRAID等での冗長化およびバックアップとは違うのですか?複製すると言っても、近いロットのハードディスクドライブだと、両方とも同時期にやられることもあるし・・・と尋ねると、そういう対策はもちろん、システムの業者まで分散するなど、リスク回避の対策は様々に行っているとのこと。ここで言う複製とは、そのうえでの話らしい。説明文にもある通り「ファイルの複製による冗長化を転送速度の高速化のために行います」だから。とにかく、放送の送出を確実に行うことが第一、そして素材の損失を防ぐために複製を分散して持つこと。これらが大事と強調されていた。


  • 映像コンテンツの検索・活用技術
    〜 より豊かな映像文化の創造を目指して 〜
    (会場番号19)

    以前から取り組まれているメタデータ抽出技術のほか、字幕放送の文字情報だけから、問いかけと答えに相当する部分を自動的に判断してQ&A形式にまとめ、百科事典のような形式(映像クリップ付き)で利用できる技術を東工大と共同で開発。
    この例のような教育的目的に限らず、これを一般のWebにもオープンに出来ないか?そうすれば、映像資産も、たとえば誰それの何かに関する発言、といったような種類の検索もできるようになる、と提案したが、ここでもやはり許諾の問題があるとの事。展示の百科事典の例で動物など自然の物を使っているのも、そうした出演者の問題が少ないからとのこと。
    ああここでも運用上の問題が・・・・

    <追記>でもこれは、Googleなどが好んで取り組みそうな対象だと思う・・・何せ世界中のあらゆる情報を検索できるようにする、がミッションだから。放送業界にも黒船襲来になりはしないか?
    いや、悪い意味でなく、そのタフな交渉力で関係者を説き伏せてもらい、提携して、皆がハッピーになることを期待してしまう。
    ただし、前のNスペでも敢えて公にされた、グーグル八分等の負の側面もあるから、そこは審らかにすべき。・・・ということを考えると、NHKは独自に諸問題を自力で解決してサービス末端まで目を光らせるべきかとも思う。(このあたりに思いを巡らすと、時の権力に弱い部門と、純技術的に公平を期すべきという部門の綱引き、さらに国レベルの戦略の問題へと発展しかねない?)

    他の記事
    >>>インテグラル立体テレビ<要点レビューとQ&Aその1>

    >>>スーパーハイビジョン関連技術<要点レビューとQ&Aその2>

    >>>新規格のワンセグ放送サービス<要点レビューとQ&Aその3>

    >>>著作権がらみで難渋ながら1歩を踏み出す通信回線利用、衛星利用のサービス<要点レビューとQ&Aその4>

    <追記>技研公開2008、研究発表(良い音・感動する音)について&昨年との相違点

    メインページへ


    参考外部リンク(総合的紹介)
    http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070523/nhk2.htm

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    2007.05.26

    技研公開2007、著作権がらみで難渋ながら1歩を踏み出す通信回線利用、衛星利用のサービス<要点レビューとQ&Aその4>

    ここで紹介するいくつもの新サービスの計画については、いずれも放送法改正の必要とともに、著作権処理(1件ごと、制作者・出演者等の権利者への許諾を求める作業)の困難があり、一気に簡単に進められない事情があることを、複数の説明員との話で改めて認識した。(過去記事(放送の概念の見直しについて提案))でも書いていたが、技術的には考えられており、ネットワークの負荷の問題も状況に応じて対処すれば済むのだが・・・)

    ただし、説明員(局員)の方々の間でも姿勢に違いはあるが、総じて(少なくとも個人的には)ユーザ寄りの感覚を持っている方が多いことは、頼もしく感じた。

    (各テーマの表題部分はオフィシャルの紹介ページへのリンクになっています)

  • アーカイブス・オンデマンドサービス
    〜 NHKの放送番組をインターネットでいつでも楽しめます 〜
    (会場番号8)

    これは、2008年(来年)中の開始を予定しているとのことで、大変期待しているサービス。
    (なお、正確に言うと「アーカイブス」でなく「アーカイブズ」ですよ!)

    見逃し対応として、過去1週間の主要番組を配信。アーカイブズからも配信。

    通常のインターネット回線および一般的な画面構成で、WMV(Windows Media)で配信。解像度は、検討の結果、960×540にしたという(これはHDTVの1920×1080の1/4)。フルHDだと、PC側での処理が追いつかない物が現状では多いとの理由だそうだ。

    なお、Media Center向けインターフェイスもあり、そのほかに
    アクトビラ(acTVila:対応するテレビ受信機とネット回線を繋ぐだけで利用できるというサービス)内の動画新サービス、
    NTT系のNGN利用のIPサービス
    と、様々なバリエーションでのサービスが展示されており、それぞれのサービスの会社からやってきた担当者が説明員となっていた。

    有料で値段は未定というが低廉なはず。ただし、権利者の中には強い要求があり、購入後のユーザ側での保存期間(再生可能期間)は制限することになるという。一律に制限は不当では?と質したが、管理の難しさからそうなってしまうという。そんなのは言い訳でしょう、と喉元まで出かかったが、飲み込んだ・・・? いや、それに近いことは口走ったかもしれない。(このときの説明員は権利者べったりの官僚的応答だった。)日本では手元に持ちたいという要求が強いから、再取得が可能なようにしておくべき、といったことは主張しておいた。

    他にもいろいろと説明員と話し込んだのだが、別の説明員の方は、個人的には、全部フリーにしたらいいと思うが、法律上、許諾をすべて得なくてはいけない。以前のものはネットでの二次利用を想定していないから1つ1つ許諾をやりなおし。著作権担当の部署の人は、これもうちらがやるのかよ、と膨大な処理量を嘆いているという。「みなし許諾」ができれば・・・と話すと、そう、そのとおり、と返され、ただしそれには法律が対応しないと、ということで、まだまだ先になりそう。
    保存期間制限の問題についても、米国ではダウンロードしたものをDVDに焼くというサービスがあるそうだが、そのような形にはできないだろう、という。

    そして、同じ会場番号内だが上記のサービスと連携する応用サービスで、衛星を利用したダウンロードサービスの紹介もあった。放送番組により、大量にリクエストのある番組は衛星から取得し、リクエストの少ないものは通常の通信回線を利用する、というようにシームレスに使い分けるというもの。(操作画面では意識する必要が無い)
    うちは衛星方向に家が建ってBSはケーブルテレビからのみになったんですがケーブルテレビでもスルーしてもらえますかね?と尋ねると、局の対応によるがやってくれるでしょう、とのこと。すると、CATVのSTBにRec-POTを繋いでいる環境でもOK?ときくと、Yesの返事。

    ここでの説明員の方は、非常に積極的に、ユーザの利便性を考えたサービス展開を進めることに挑戦的姿勢を持たれていた。先程の保守的説明員の方の発言を引き合いに話をしたが、今はまだ新しいサービスの効果について疑問をもたれているからそういう状況だが、これから皆さんが積極的に利用して要求を出してもらったら、変わって来るだろう、というような趣旨のことを話された。

    <追記>後で考えると、PCでのサービスに衛星からのデータを送る変換ボックスが必要になるが、
    その入力端子(F型接栓)は、BS-IFだけでなく、CATVのトランスモジュレーション信号(主にVHFハイバンド?)も受けられるようにすべきことになる。また、Rec-POTを使うには、やはりVODサービスと同様の、テレビ側で操作できる画面を用意し、CATVの課金システムを利用する等して制御する必要がある・・・この辺はちゃんと対応してもらわないと困ります。<追記終わり>


    隣の展示ではこれに関連して、2011年のアナログBS終了に伴う新たな利用の仕方について以下のような発表あり。

  • 高度BSデジタル放送の伝送方式
    〜 高機能・大容量でさらにBSデジタルを充実 〜
    (会場番号9)


    一方、携帯端末での番組視聴に関し、

  • ユビキタス時代のコンテンツ流通技術
    〜 携帯端末で安心・便利に放送サービスを楽しむために 〜
    (会場番号28)

    という展示があり、
    こちらは、メモリーカード等を介して携帯端末に移して視聴する場合、現状のコピーワンスだと画質を落として移動することになり、復活できないという問題があるので、元は残したままでも、予め登録した端末のみにコピーして視聴可能とする技術等。(上記問題も、ソニーでは勝手に、カードにコピーする際、持ち出した記録だけを付けて元のHDTVデータは残し、再生は出来ないようにしておき、帰ってきてカードから持ち出した記録を戻すとHDTV画質が復活する、という技術を実装して対応しているが、という話はした。)

    ここでまた、説明員に、「上(1階)でやっていたような話と比べると、携帯端末のこのような世界は別世界に見える。アーカイブス オンデマンドサービスで取得したものは視聴期間限定というのは何とかならないか。再度見たい時は再取得(キーだけ再購入でもいい)できるようでないと。それに、オンデマンドサービスでは全ての番組が対象にはならない。オンデマンドサービスに乗らない番組を見逃した(家族以外の)他の人に、見せてあげたい場合は多い。そういうこともできないのはおかしい。」というようなことを話したら、視聴期間制限のことは、権利者のなかにはいろいろ言うところがあるから、なかなか難しいとのこと。他人へ渡したい事については、個人的にはそれは思うが、法律上難しい。その辺りの技術的なことは、過去記事へも追記したが、)特許も出しまくってとっくに考えている、ただ運用面で問題があるだけだとの説明があった。
    (なお、この方からは、コピーワンスは破綻していると明言する発言もあった。)
    本当に、法律の問題での運用の難しさは何とかならないものか。

    (以下、意見主張です・・・)
    ここで改めて整理すると、これには2段階のハードルがある。

    (1)オンデマンドサービスで取得した映像の視聴期間制限の問題。

    このような個別の問題の背後にあるものとして、
    (2)そもそも、著作権法での私的複製の規定を文字通りに厳格適用することの無意味さ。つまり、オンデマンドサービスもされず、あるいは見逃しサービス期間を超えてしまい、どうしたって見られないという状態の人に、他の人が手を差し伸べることがなぜ禁じられなければいけないのか。技術的には、再配布したものの再生を解除キー販売することにより視聴者管理しながら実現でき、対価も得られるのに、放送時に見る権利のあった人が、見逃しただけで見るのを禁じられるというのは、不当な制限というべき。(上記手法によれば、解除キー販売により正当な複製物への対価を徴収できることになり、法の趣旨文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与する)からは全く問題ないことであるはず。)法律のほうを適正化すべき。(*)

    これは過去記事でも主張した事だが、法が前提としていない(予期しない)現在の環境(タイムシフトとアーカイブに加えその個別ユーザ毎の制御が可能である状況)との乖離からくる無用の制限であるということ。これを盾に権利主張する事は、本来あるべき情報伝達・文化の共有の目的からすると逆転した理屈である。

    このような問題を、権利者側の違法コピーを恐れての主張ばかりに配慮して、様々な態様にも技術的に区分けして対応できるにもかかわらず、十把一絡げに制限するのは理不尽である
    ネットでの利用を許諾していないという理屈は、契約文言上そうであるだけで、それ以上に権利者が待ったをかけるとしたら、その理由は?一旦放送を許可したうえで何故に?アングラなコピーがはびこる側面だけを気にしてのことならば、1回や2回限定の放送でも録画するひとはたくさんいるし、個人間の録画失敗の助け合いコピーまでも咎めるのはおかしい(とあえて発言する。)。ネットではコピーしやすいというのは関係ない。むしろ、新たに導入される的確な制御技術で一般にはネットのほうが十分機能するし、いくら堅固なセキュリティ技術を新たに加えても脱法行為をしようとする人はする。そのような人が一部に出て来るのはいつの世も変わりないことだ。
    (パッケージソフトのコピ−制御は物によって別の見方が必要で、厳しくしてよいと思う。しかし放送では、コピーワンスの皮肉な結果がよくこのことを示している。一部の大規模な違法行為への対策が実質機能せず、多くの人が不便・不幸を強いられるうえ、かえって反発を招き放送の事業基盤を揺るがす結果となる。)
    利益損失の心配の側面ならば、むしろ宣伝効果のプラス面を見るべきだ。BBCのYouTubeとの提携は象徴的。
    その意味で、みなし許諾を原則的に適用しても、出演者の心情的な問題で控えてほしいなど特殊な場合は例外申請をしてもらえばよいことだと思われる。(当面は、周知のために、みなし許諾実施の旨、可能な範囲で権利者に使用開始時に通知する、という運用はあっても良い。

    これらのことは、各関係者によく周知・検討してもらい、改善してもらえるよう、法改正の対応等を切に希望する


    他の記事
    >>>インテグラル立体テレビ<要点レビューとQ&Aその1>

    >>>スーパーハイビジョン関連技術<要点レビューとQ&Aその2>

    >>>新規格のワンセグ放送サービス<要点レビューとQ&Aその3>

    >>>その他気になった展示<要点レビューとQ&Aその5>

    <追記>技研公開2008、研究発表(良い音・感動する音)について&昨年との相違点

    参考外部リンク
    見逃した番組を楽しめるNHKオンデマンド、2008年内にも開始の見込み(Impress Watch)

    <追記>携帯端末からはどうするんだと思っていた矢先、このような記事を発見。
    インデックスとNHK、携帯電話でテレビ番組をオンデマンド視聴できるアプリ開発へ(CNET)

    他の記事からすると、この展示もあったように思われるが、気づかなかった。


    総合的紹介
    http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070523/nhk2.htm


    <別件追記>
    (*)上記「法律のほうを適正化」の部分について、別の話。
    ここでの論は、あくまで適切な権利調整に関することであって、憲法改正議論などとは次元が異なることは断っておきたい。
    (戦力不保持の条項を実情に合わないから変えたほうがいいという考えは、国家レベルでは個人同士の護身術のレベルと異なるという認識がない。武力には武力でという考えでは解決できない、共に滅びるしかないという、人類がようやく得た気づきを無にするものだ。)

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    技研公開2007、新規格のワンセグ放送サービス<要点レビューとQ&Aその3>

    (各テーマの表題部分はオフィシャルの紹介ページへのリンクになっています)

  • 緊急警報放送によるワンセグ端末の自動起動
    〜 安心・安全を持ち歩く 〜
    (会場番号6)

    買い換えがもったいないと思い、尋ねてみた。試作の箱のように、別売で、例えば充電用ソケットの爪などにつけて一体化するような形にはならない?するとやはり、対応チップを各端末メーカーに採用してもらい内蔵する形になるとのこと。ただ、アンテナに同軸ケーブルの芯をぐるぐる螺旋状に巻き付けて受信している点に関し尋ねると、ここでは電波を出せないので、とのこと。このワザは、難視聴地域の我が家内でも、テレビ用アンテナ線を加工してこのように巻き付ければ受信できるという確証を得たので、試してみようと思う。
    なお、緊急放送の災害時の防災インフラとしての機能の展開(TVで放送されたフォーラム等でも語られている)を図るうえで、難視聴地域への対策について尋ねると、干渉の問題等がありなかなかうまくいかないとのこと。隣の展示の地下街のように隔絶された空間ではいいのだが、との話。現状、近所では、駅前周辺では再送信をやっているようなのだが・・・それを広域でやろうとすると難しいということか。
    なお、今気づいたが会場番号26で

  • 地上デジタル放送の送受信技術
    〜 地デジをいつでもどこでもご覧いただくために 〜

    という形で干渉除去の研究もされている。

  • ワンセグ連結再送信システム
    〜 地下街などへ効率的なワンセグ再送信を実現 〜
    (会場番号7)

    これは前から紹介されていた技術。ワンセグ用電波のみをまとめて再送信するというもの。これも現行機種では不可とのことだが、きくと真ん中のセグメントだけは、今の端末でも受かるとのこと(ここは現行と同じワンセグ波の位置だから)。ならそこはやっぱりNHK総合になるんですか?ときいたら、さあそれは・・ただ、今ここでは会場案内の放送をやっていますよとのこと。(会場内限定送信。時間節約のため試さなかったが)

    他の記事
    >>>インテグラル立体テレビ<要点レビューとQ&Aその1>

    >>>スーパーハイビジョン関連技術<要点レビューとQ&Aその2>

    >>>著作権がらみで難渋ながら1歩を踏み出す通信回線利用、衛星利用のサービス<要点レビューとQ&Aその4>

    >>>その他気になった展示<要点レビューとQ&Aその5>

    <追記>技研公開2008、研究発表(良い音・感動する音)について&昨年との相違点

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    技研公開2007、スーパーハイビジョン関連技術<要点レビューとQ&Aその2>

    (各テーマの表題部分はオフィシャルの紹介ページへのリンクになっています)

  • 3300万画素撮像技術
    〜 フル解像度スーパーハイビジョンに向けて 〜
    (会場番号1)

    これは当然実行していくべきステップで、今回は撮像素子単体で白黒映像のデモ。むしろ気になったのは、表示する20インチ強ほどの液晶パネルで、尋ねるとIBMの医療用4K×2Kカラーパネルを使用とのこと。これを全画面縮小表示と、1/4領域をフル表示の2種類で表示していた。近づいても画素がほとんど見えないこのようなパネルが理想。欲しい。

  • スーパーハイビジョン圧縮符号化装置
    〜 超高精細映像の放送実現を目指して 〜
    (会場番号2)

    ここでは、解説にあるように、MPEG-4 AVC/H.264符号化方式で、ハイビジョン相当の符号化ユニットを16台使い同期させ、画面領域で8分割、時間軸2分割して実現したもの。かつ、現状の4板画素ずらし方式で垂直方向2160の信号を補完せずそのまま使って節約しているとのこと。説明員によると、まだまだ画質には満足していない(特にひまわり畑の映像・・・確かに、これは言われる前から自分でも気になった。)、それに圧縮処理で分割部分は考慮していないので切れ目がわかってしまうなど問題はあるが、H.264で128Mbpsに抑えたところがインパクトありとのこと。
    表示画面はシャープの65インチ4K×2Kパネルを使ったOEM製品で、ここに縮小表示。真っ赤な夕日の赤いベタ部分には、例によって液晶パネルでよく見られる筋状模様が出ていたがこれは仕方ないとして、総合的には問題ない程度の画像を出していた。
    なお、説明員の手元資料にあったUltra High Definition Televisionの表記に質問した人がいて、これはスーパーハイビジョンは日本だけの愛称で世界ではUltraをつけるのが正式との説明。

  • 21GHz帯衛星広帯域伝送技術
    〜 衛星放送でスーパーハイビジョンを各家庭へ 〜
    (会場番号3)

    これは放送での伝送が可能なことを示すためのもので、デモにはMPEG2の250Mbpsの信号を使用。
    質問したのは、映画等で4K×2Kの素材とかがあるが、そのような場合には節約して、今のマルチ編成のように複数の番組を並行して送れないか?あるいは、4K×2Kで十分な場合、あるいは受け側での解像度が低い場合には階層的データ送信で対応できないか?等の点だが、JPEG2000のように確かに階層的データ構造はあるが、スーパーハイビジョンと4K×2Kとでは、階層化してメリットがある程、データ量に差は出ない(これは、階層化あり/なし双方での、それぞれの総データ量の間での差、の意味と思います)とのことで、降雨対策等の面からも、データが一部失われると、どちらの解像度も再現できなくなることから、今も行われているように、解像度を落としたものを別途追加して送信することになる、とのこと。

  • プラズマディスプレイの超高精細・高効率化
    〜 スーパーハイビジョンテレビを目指して 〜
    (会場番号4)

    これは、従来の延長の開発なので、時間の関係で省略・・・

  • スーパーハイビジョンシステム
    〜 感動を届ける超高精細映像・高臨場感音響 〜
    (会場番号11)

    毎度おなじみSHVシアター。今回は最前列中程右側という理想的位置に座れたが、相変わらず見上げる位置にあり、ごく普通の椅子なものだから、首を上げて見上げることになる。プラネタリウムやVRシアターの椅子のような設備にしてほしい。
    それから、22.2chという音響の作り方が、今回ディープインパクトの最後の走りということで、その足音が、余りに不自然に重低音を出し過ぎ。(うるささに驚いてすぐに立ち去る人もいた。)この音の問題については、係員に要望しておいた。
    2つ目の空撮映像はそれなりに無難に。ただこれもBGMが少々きつい音。
    次回はもっとアーティスティックなものを期待いたします。

  • スーパーハイビジョン用超高コントラストプロジェクター
    〜 漆黒の映像再現を目指して 〜
    (会場番号21)

    今回は写真フィルムから起こした静止画像での、D-ILAプロジェクタの4K×2K画像によるデモ。しかも2段階の変調で輝度が落ちることから投影するサイズが小さくなるということで、小じんまりした部屋での100インチもない、スライドという印象。
    しかしその高コントラストには驚き。最初に全面白の最高輝度を示し、そのあと従来方式での黒(かなり明るく光が漏れている)、つづいて本方式での黒。暗室に入った状態と同じで、まわりも一切何も見えなくなる、漆黒
    そして数枚の静止画デモ。すばらしい再現性です。入り口前に掲示の写真プリントのイメージと遜色無い出来。
    ・・・行列は少々長めでしたが、パンフレットを読むなどしながら、並ぶべきです。


    ポスター展示(25日で終了)より2件。

  • 画像の実物感と解像度の関係
    〜 究極の高臨場感映像システムを目指して 〜

    スーパーハイビジョンではどの程度に?と質問したところ、理想的な視角100°でこれを実現するとなると、スーパーハイビジョンでも画素数が不足するとのこと!!
    とはいえ、「印刷博物館VRシアターでは、ブラウン管のプロジェクターでぼけぼけですけど、視角が広い(120度)ので没入感がすごいです。だからその点からすると解像度はそれほど・・・」と言うと、「視野の中心の狭い領域を解像度高くしておけば・・・でも、どこを見るかわからないですからね、」とのお話。やはり全面で高解像度が欲しい、となる。
    大変ですね。こういうことを考えると、昨年まで考えていた、4K×2Kで十分な場合も多いとの印象は訂正しなければいけないと思う。データ量の多さの心配も杞憂になりそうだし(上記伝送技術および下記の記録技術も)、やっぱりいきなりスーパーハイビジョン(Ultra High-Definition Television)で進めていくべきです。

  • ホログラム光記録技術
    〜 スーパーハイビジョン用の超大容量高速記録システムを目指して 〜

    上記質問が最後(夕方5時15分頃)で、この件の詳細は見られなかったが、ホロの多重記録なら、媒体配布も今後何とかなりそう・・・(転送速度はH.264圧縮の場合でも、BDの少なくとも倍以上必要ですから)

    なお、スーパーハイビジョンではなくとりあえずハイビジョン映像のアーカイブを主用途として
    薄型光ディスク
    〜 次世代アーカイブ用記録メディアを目指して 〜
    (会場番号14)

    というものがあるが、これも250Mbpsを出しているので、SHVの送出用圧縮データなら入ることになる。

    <追記>

  • スーパーハイビジョンの素材伝送
    〜 さまざまな場所から高品質に光ファイバー伝送 〜
    (会場番号23)

    一見、波長多重ということでふつうの研究に見えるが、放送をベースのところで下支えする重要な開発。
    説明パネルをみて気になる不明点があり、「RZ-DPSK:ゼロ復帰型差動位相シフト変調」とは何ですか?概要だけでも分かるように説明をお願いします、というと、丁寧に説明いただいた。納得。これをパネル1枚で説明しようと言うほうが無理がありますね、3枚位必要・・・ということで、ありがとうございました、と感謝。


    他の記事
    >>>インテグラル立体テレビ<要点レビューとQ&Aその1>

    >>>新規格のワンセグ放送サービス<要点レビューとQ&Aその3>

    >>>著作権がらみで難渋ながら1歩を踏み出す通信回線利用、衛星利用のサービス<要点レビューとQ&Aその4>

    >>>その他気になった展示<要点レビューとQ&Aその5>

    <追記>技研公開2008、研究発表(良い音・感動する音)について&昨年との相違点

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    2007.05.25

    技研公開2007、インテグラル立体テレビ<要点レビューとQ&Aその1>

    朝10時の開場時間ちょうど位に砧のNHK放送技術研究所に着いたが、すでに多数が入場していた。

    今日は最終的に、空腹もほとんど感じること無く集中して、(7階に食堂があることは知っていたが)昼食も忘れて、結局5時の終了時間過ぎまで目一杯見学。(お茶で水分補給はしたが)
    きょう25日のみの研究発表も、講堂まで行かなくても地階の休憩所に中継映像が流れていたので、特に聴きたいものを座って見たりしながら・・・
    以下数回に分けてコメント。


    まず1階入ってすぐ、左側に行列用のジグザグ(ミアンダ)通路が作ってある。インテグラル立体テレビのデモ。

    (各テーマの表題部分はオフィシャルの紹介ページへのリンクになっています)

  • 未来の立体テレビ
    〜 究極の立体映像を目指して 〜
    (会場番号5)

    デモは10人ずつ30秒ほどのため、列はすぐに進んでいく。行列中の壁には、印刷による立体像のデモ。1mほどの遠くから見るのがちょうど良い。すぐ近くで見ると近視になりそうな目の痛さ・違和感を覚える。
    メインの液晶を用いたデモ画面は、スーパーハイビジョン技術を用いても、182×140という粗いものになっている。
    質問コーナーには、下記の(*)研究発表予稿集にも説明の無い、解説シートが置かれており、それらを見たうえで、質問していった。
    かなり質問して説明を受け、何となく納得したのだが、多数並べられたレンズの領域は、画素というわけではなく、「要素画像」と呼ばれているように、そのエリアを通る被写体からの光の画像ということで、並んでいるそれぞれの要素画像が合わさって、全体の画像になる。だから視点をずらしても、それぞれの要素画像の領域ごとに、そこを通した画像(視点をずらした分、それぞれにずれ方の異なった画像)を見ることになるので、そのような別視点からの要素画像の合わさった全体としての画像は、歪みや像の乱れを生じずに見ることが出来る。ただし、各要素レンズごとに高い解像度が必要。

    なお、質問のやり取りで、SDのVGA程度の要素数にするのでも、データ量が大変だろうという話に。この解像度不足について、将来的には、CGでのモデリングのように被写体の表面構成(奥行きを含めた)がどのようなものかの情報を取得することでデータ量を減らすことも考えられる、とのコメントを得た。これについては、後のほうの展示で、奥行き情報を取得するレンジカメラ、展示名称「アクシビジョン」というものがある(axi-:軸(axis)の意)、と紹介をうけたが、時間が足りず詳細は見られなかった。(下記はその紹介ページ)

    技術成果の活用案内
    〜 NHKの研究開発成果を皆さまへ 〜

    <補注> 本ブログ2008年の記事内にも

    ただ、そもそもこの方式は、多くの人が想像するようなこれまでの立体画像とは、かなり毛色の異なるものであることは認識したほうが良い。各要素画像は、通常の意味での「画素」ではないのだから。(各要素画像は、動物の複眼のように全視野がそれぞれに映っているわけではないが、狭い各要素の領域の中の形状が見えている。この要素の領域面積をさらに小さいものにしていくと、画素といえるレベルになるかもしれないが、粒状感はなかなか消えないだろうと想像される。)

    (*)研究発表3でも「超高精細映像システムを用いたインテグラル立体テレビ」として発表。(このリンクは概要。500円で販売の予稿集には詳細が。逆視像になるのを回避するために、フィルムの場合は二段階撮影、テレビシステムの場合は、屈折率分布レンズというものを使い、二段階撮影と等価な像をつくる、とのこと。解像度特性、視域特性についても詳細な理論説明あり。実用レベルの立体像生成には、要素レンズと表示素子の画素ピッチの双方をより精細にする必要があるとのこと。)・・・禁転載なのでこれ以上書けません。知りたい方は行って購入するか、技研のネット公開文書を探してください。今探したところでは、研究年報2006のpdf文書(PDFリンクのため、単純クリックでなく右クリック(win)やoption-クリック(mac)等で保存指示したほうが良いでしょう)の7ページの下に概要があるのみです。

    他の記事
    >>>スーパーハイビジョン関連技術<要点レビューとQ&Aその2>

    >>>新規格のワンセグ放送サービス<要点レビューとQ&Aその3>

    >>>著作権がらみで難渋ながら1歩を踏み出す通信回線利用、衛星利用のサービス<要点レビューとQ&Aその4>

    >>>その他気になった展示<要点レビューとQ&Aその5>

    <追記>技研公開2008、研究発表(良い音・感動する音)について&昨年との相違点

    参考(外部リンク)
    http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070523/nhk2.htm

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    きょう行く技研公開、詳細をチェック予定


    <追記>技研公開2008、研究発表(良い音・感動する音)について&昨年との相違点

    ====================
    開催中のNHK放送技術研究所の技研公開2007、
    アーカイブス・オンデマンドサービス
    が、今一番期待するものです。2008年開始をめざして準備中とのこと。
    方式と内容のバリエーションはいかほどか。SKIPシティでの公開と同程度以下なら残念。ほぼ全番組を目指してほしいです。


    しかし今回の展示の一番の目玉は何と言ってもこれでしょう。
    【研究発表 3】
    超高精細映像システムを用いたインテグラル立体テレビ

    および公開展示
    未来の立体テレビ

    サイエンスZERO低解像度のものが(*)紹介された(25日夜7時再放送)が、
    原理に関し分からないところがあるので、質問予定。後日詳細をコメント予定。

    <5月25日追記>
    (*)これは、スーパーハイビジョンカメラでも、この程度の低解像度になると知った。
    次の記事参照

    <5月26日新規>
    >>>インテグラル立体テレビ<要点レビューとQ&Aその1>

    >>>スーパーハイビジョン関連技術<要点レビューとQ&Aその2>

    >>>新規格のワンセグ放送サービス<要点レビューとQ&Aその3>

    >>>著作権がらみで難渋ながら1歩を踏み出す通信回線利用、衛星利用のサービス<要点レビューとQ&Aその4>

    <5月27日新規>
    >>>その他気になった展示<要点レビューとQ&Aその5>

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    2007.05.02

    <謎>イー・モバイルの通信施設の工事現場の掲示、労働保険申込者の欄にKDDIの名が

    近所で農地の片隅を掘り返して鉄塔の基礎工事が少し前に始まった。柵に掲示されている表示では、工事主体は関電工なのだが、労働保険関係成立票の中に、加入者は関電工、注文者としてKDDI株式会社の名があったので、KDDIは今でも十分電波は届いているのになぜ?と思っていたら、塔が高く伸び、先端にアンテナ、地上の機器箱も設置されはじめた今、追加で張り出された行政(市)の工事許可の書面の掲示を見てびっくり。イー・モバイルの施設(「携帯電話通信鉄塔」)であることが判明。それならこれからエリアを広げるため着々と準備が必要だから設置には納得だが、新規ライバルなのになぜKDDIがからむ???との疑問が。
    新規参入なので、こういった工事業者のための保険の手配といった実務面での細々した対応をヘルプしている?
    あるいは、もとKDDIの施設として作る予定だったのを、イー・モバイルに譲った?
    あるいは単に、別のKDDIの施設の工事のための保険を、同じ工事業者だから援用しただけ?

    おそらく一番最後の事情が正しい気がする。面倒見るなんて、個人の新参者じゃあるまいし、失礼な想像でした。
    <追記>・・・しかし、契約期間を見ると、この4月からとなっているので、今回の工事に合わせた契約と見える。やはりこれは何らかの形で間を取り持っている?

    プレスリリース
    2007年4月のサービスエリア拡大について〜基地局建設は順調〜

    http://www.emobile.jp/corp.html
    からのリンクに、開発秘話の記事の紹介、
    国内外で"無理を聞いて"と説得行脚──千本会長が語る「EM・ONE」開発秘話

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    2007.04.27

    あまり知られていないデジタルHDTV放送の解像度の真実

    BSと地上のデジタルHD(High Definition;ハイビジョンは日本独自の呼称)TV放送は、薄型テレビの画素数のフルHD化の流れのなかで、その画素数と同じ1920×1080のフルHDの1080i(インターレーススキャン:飛び越し走査))、と多くの人に思われているようだが、地上デジタルは最大で1440×1080画素(横方向が4分の3)。BSデジタルも、フルHDが原則だがそうとも限らないようだ。 因みにDVカセット規格を流用してHDのMPEG2記録としたHDV規格も最大1440×1080画素(これでもヘッダを削るなど無理してぎりぎり)。 搬送波の伝送可能帯域や記録媒体の制約から生じたこの事情は、かなりの割合の人が知らないようだ。(BluRayやHD DVDの記録時間表示から勘付いている人は多いと思われるが。)

    フルHDのビデオカメラについては、 少し前、撮像素子がフルHDのものをキヤノンが、 続いて記録まで本当のフルHD(1920×1080記録)のビデオカメラをビクターがHDD記録で、最近松下がSDカード記録で発売したが、業務用でも屋外取材用等にHDV規格は用いられており、その他の業務用でもカムコーダではフル解像度のものは今のところまだ無いという。すると屋外映像では上記フルHDカメラのほうが画素数が多いことになる。(但し色と輝度の情報量割当てや光学系要素による総合的な画質は別問題)

    ところが!

    それだけでない、もっと少数の人しか知らないことが、以下の記事に紹介されている。制作段階での業務用VTRの多くは、横方向画素数が1440で、1920との間で何度も変換が入ることによる劣化の集積があるという問題。4ページにわたる記事だが、その2ページ目の下のあたりからが特に注目。1年以上前の記事なので少し情報が古い部分もあるが本質的には変わっていない。ただし今後機器償却が完了しリプレースが進めばある程度解消することも考えられるが当面尾を引きそうな問題。(この記事では他に、インターレース表示できる機器が減っているために間違いが起きやすい点などの指摘が。)

    ITmediaアンカーデスク:誰も「本物のハイビジョン」を知らない

    HDCAM SRについてはWikipediaのHDCAMの項を参照(BETACAMの項から分割提案中各規格の項目に分割済み)

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    2007.04.07

    コピーワンス問題の協議状況をNEがスクープ掲載〜録画文化について+COSMOSの件

    長らく議論が続いているデジタル放送のコピー・ワンス問題について、情報通信審議会の経過取材記事を日経エレクトロニクス本誌(2007年4月9日号)およびネット記事で公開(無料ダウンロードつき)。タイトルは『地デジのコピー制御方式見直し,「回数限定で1世代のみコピー可」へ 機器メーカーは録画機の改修が必須に』。

    今回の提案では、受信機仕様の変更が必要になるだけでなく、 「・・・今回の会議で機器メーカーの委員は,「伝送した先の機器が『コピーした』という情報を正確に取得するためには,DTCPなどの保護技術を変更する必要に迫られるかもしれない」と指摘した。その場合は世界で利用されている業界標準の保護技術を改めて見直す作業が必要になる・・・
    と、世界標準にまで日本のユーザからの突き上げが変更を迫るという事態に!?(メーカー側の立場はつまり、現状の不便なままではユーザにそっぽを向かれるということだから)
    欧米からは今さらクレイジーといわれるかもしれないが、事情説明を受けるうち、日本のオタク文化への態度と同様に、だんだんと理解を深めるかもしれない。

    それにしても権利者側のコピーへの警戒は相変わらず強いようだが、何度も言っているように、そもそもコピーされて困る映画と、発売されるかどうかわからないドキュメンタリー等を同じに扱うことの理不尽を理解しろと言いたい(こちらの過去記事(放送の概念の見直しについて)参照)。 ←リンク誤りを修正しました
    上記日経の記事中で、NHKからは前向きな発言があるようだが、もっと早く対応してほしい。
    よく、このままではテレビはますます見られなくなる、自滅だと批判する意見があるが、しかしそれは編集や複製コピーをして手元に置きたい、他の人にも勧めたい番組があるからこそコピー制御の不自由さにこだわり不満を持つのであって、そういった意識のある人と無い人とで立場が分かれていきそう。中にはDVDで必ず出るタイプの番組のファンでDVDを借りて見ればいいと言う人もいるがそれは恵まれている人。2度と見られないかもしれない番組が問題なのだ。

    >>>放送の概念の見直しについて(過去記事)

    >>>コピー10の落とし穴(後日の記事)


    ところで、米国では録画文化があまり無く、DVDプレーヤが主流でレコーダはそれほど売れないという。せいぜいHDD内蔵機のタイムシフト。(それが表向きの通説になっている。)主に映画のDVDを買って見るというライフスタイル?TVは単なる娯楽番組か、報道かという見方が主流?

    しかし昔の名作TV番組、カール・セーガンの「COSMOS」など、DVD化のリクエストが実現したのは例外的なのか?。やっぱりそうとは思えないなぁ。ディスカバリーチャンネル等はメジャーになっていてDVD化もされているし。
    それでも、レコーダのこの状況は、コレクション志向が特に強いという日本のユーザの特質によるところが大きいと思える。米国では、録画して残すのを面倒がる人が多いのか?

    因みにこの番組のサントラ盤(30cmLP)があったが、CD化はされず、一時オリジナル音源ではない企画ものとしてCDが出たがこれはよくない...クラシックはオリジナルでないと、演奏によって全くイメージが違うから。


    <追記>この記事より前の論評記事
    本田雅一の「週刊モバイル通信」
    第363回 コピーワンス制限議論はEPN主導に
    と、主張しておられます。

    同じく以前の記事紹介blog(外部)
    コピーワンスの行方は5通り

    ただし、(5)について、NHKは使い分けに前向きですよ。

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    2007.03.02

    CATV普及率40%、このほとんどがHD画質で光ディスクに録画できない現状をどうする(追記有り)

    <注:末尾に新情報あり。今は過半数。>

    CATV加入2000万加入を突破 世帯普及率40.1%(2007年2月27日、電波新聞)

    上記記事の内容は、データをふまえ、地上のデジタル化で難視聴が減るため(実際はUHF化で電波の直進性が高まり、これまで回り込みで映っていたのが映らなくなる地域もあると思われるのだが)、契約減で収入源が減ることのないよう、ネット・電話とのトリプルプレイを更に推進すべき、という前から言われていることが中心なのだが、ここで言いたいのはこのデータに関する標記の件。

    このケーブルテレビ(CATV)利用世帯の多さについては、書籍「どうなる!業界再編 放送vs通信vs電力―光メディア新時代の衝撃」でも述べられていたが、これに伴う問題として、レコーダーの対応をまじめに考えないとCATVからは(同一周波数パススルー地上デジタル以外は)HD画質のリムーバブルディスクメディア(BD、HD DVD)にHD録画ができないのでは、不満、クレーム続出のはず!!!(すでに先進ユーザの間では怒り心頭)ということを訴えたい。
    今のままでは、(Rec-POT、あるいはHDD内蔵でiLink端子を備え、かつ外部へのムーブ対応のSTBを利用して録画し、そこからムーブ可能なレコーダ、および松下のBDレコーダ(←追記。最下部リンク参照)を選択した人以外は)ハイビジョン画質で録画できない人(つまりHD録画難民)が、これに近い割合にのぼる(ただし難視聴対策のアナログ再送信のみの地域は別なので除く必要はある)、という現状を、レコーダのメーカーには良く認識してもらわなければ。(今更D-VHSはないでしょう。既に、発売されるデッキもほとんど無くなってきており、テープメディアはかさばるし編集も不可。何よりコピーワンスが続く限りムーブさえも不可という大問題。(BD等も、そこからの移動は不可ではあるのだが))

    パススルーの地上デジタルのみ録画できればいいというものではない。(なかにはそれさえ出来ない局もある)
    BSデジタルは搬送波の帯域の違いから当然CATVではトランスモジュレーションにせざるを得ないため、どのケーブルテレビ局でも全くHD画質録画ができないほか、ケーブルのチャンネルでもディスカバリーチャンネルのHD版のDiscovery HDなど、HD放送は増えてきている。
    繰り返しますが、このままでは、保存版コレクション希望の客に向け、デジタル放送をそのままの形で余裕で録画というブルーレイの売りも、ケーブル受信世帯(特に難視聴でケーブルで受けざるを得ない世帯、障害物によるBS難視聴も含む)には、不自由な限られた逃げ道(Rec-POT経由等。これさえも移動時に頭が少し欠ける)以外は全く意味が無いことになることを、各メーカーはどう捉えておられるのでしょうか?

    関連過去記事
    http://fsl.txt-nifty.com/media/2006/10/ceatec2bluray_d_04f7.html
    ドライブのみの外部録画装置を提案。

    なお、先日発表されたシャープのレコーダ機能付きプレーヤ(インプレス記事)はこの考えに近いが、それでも、シャープのTVやレコーダ内蔵チューナとの接続を前提としているのみ・・・


    (追記:内蔵チューナーのCATV対応に関する考察)
    何か、力関係や業界事情で出来ない理由でもあるのか
    (内蔵HDD(ハードディスク)へのタイムシフト目的の一時記録は認めても、外部メディアにはなるべく録画はさせたくないというような放送局、権利者団体等の側の意向があるからか?・・・どうもその通りではあるような・・・映画ソフトを買わずに録画してそれをコピーするということへの警戒?それだけならば分からないでも無い、ならば、(これまでにも書いているように)後日発売されないような放送番組はすべてオンデマンド送信してもらわないと困る。)

    さてここでアナログ時代に倣って考えれば、ケーブルテレビ各局でチャンネル設定は異なるが、一応業界統一のCATV用チャンネル周波数をある程度までカバーするアナログチューナーを内蔵するビデオデッキやテレビはかなりの割合であった。だから、貸与されるSTB(セットトップボックス:CATV専用チューナー)からの出力を(または元のケーブルを分岐して)繋げば、スクランブルのかかっていないチャンネルに関しては、チャンネル設定に手間がかかるものの、大多数の番組はビデオ内蔵チューナーで録画できた。
    ところがデジタルチューナーでは、当然CATV用のC-CASカード(CAS:Conditional Access Systemの略)がチューナーごとに必要。
    ・・・ということで、追加契約でC-CASカードの支給を受け、それをレコーダーの専用スロットに挿せば受信できるようにすれば、可能になる。なのにそれを技術的にではなく、市場性がないとの思い込みから?いや業界事情から?、対応モデルが出てこないという現状。
    このようなデジタルCATV対応内蔵チューナー付きレコーダーを出せば、上記の4割の家庭にのぼる市場が開けることになる。メーカーとしてはこれを狙わない理由は無いはず。・・・なのに出ていないのは、やはり何かあるのか??

    ついでに、NHK技研公開で展示されていたような、リクエスト(番組追加購入)機能の付いたシステムに使われていた、CASカード(B-やC-の付かない)まで一気に対応させたモデルを最初から作ってもらえるとありがたいのですが・・・

    関連過去記事
    放送の概念の見直しについて提案_2006-8-13初稿を加筆

    (参考追記)アクセスログでも、検索ワードとして「DVDレコーダー トランスモジュレーション対応」と打ち込んで本ページに来られた方も。これからもわかるように、ニーズは確実にあるはず。

    (参考追記)データについては、
    「ブロードバンド時代における放送の将来像に関する懇談会」とりまとめ
    に記載の、デジタル放送の普及世帯数目標のグラフと、CATVでの視聴世帯数目標のグラフからも、現時点で40%という数字はこれに近いことがわかる。

    <その後の記事(参考)>
    パナのBDレコーダー、CATV用STB接続対応は便利(対応機種→DCH500もOK)<追記あり>

    <追記>
    最近知った、
    スカパー!光での再送信はBSもパススルー相当という事実

    <追記>
    その後さらに増加し普及率は過半数とのこと。
    アナログ停波で日本もケーブルテレビ王国に(要登録)
    アンテナ工事の費用負担を考えるとIP再送信の受信者が多くなるとの予想コメントあり。

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    2007.02.18

    ソニーのヘッドフォンMDR-CD999の奇跡

    発売されたのはもう20年程前になるが、ソニーのステレオヘッドフォンMDR-CD999という製品は、奇跡の音質で、今も愛用している、一生使いたいモデル。

    当時、オーディオ評論家の長岡鉄男さんが雑誌記事で、このモデルを「スピーカーに一番近い音」と評されていた。全くそのとおりで、ヘッドフォンの世界でまかり通っている不自然な音のバランスや「こもり」がなく、音像が頭部に来る以外は、実にすばらしい。
    周波数特性にクセが無く、細部の表現力もきわめて精緻で、細かな音もしっかり認識できるのと同時に、全体のバランスも崩れない。ジャンルを問わず使える。まさに奇跡だ。他のヘッドフォンも何本か使ったがこれほどのものはなかった。中にはこもりがひどく、一聴して即ダメというものも・・・
    (今は、CD999をいたわって(長持ちさせるため)、日常のTV視聴用にはMDR-CD900STを使っているが、さすがスタジオ用モニター、こちらは細かな音がものすごくクローズアップされる。そのかわりバランスはべたっとした低音持ち上がり型・・・というよりは、中低域がしっかり張り出す感じ。)

    ところが、話を戻してこのCD999、音は良いが、構造設計が失敗というべき。ヘッドバンドの左右の付け根が細い樹脂で、そこが割れてしまう。今のようなCADによる負荷計算をしたら絶対気づく欠陥のはず。仕方が無いから、各種接着剤やテープでの固定をさまざまに試した。最近まで、2液式のエポキシ樹脂接着剤で何度も塗り重ねて物理的に固定する方法でうまくいっていたが、最近樹脂自体が劣化してきて割れ、取れた。そこで今度は、最近発達した瞬間接着剤、つきにくいプラスチックにも表面加工液で前処理することで接着するというものを使い、さらに内側に別の樹脂シートを当てがって接着すると、めでたく完全に固定されて、快適に使えている。

    実は、当時から数年後、ソニーショップの処分セールで、このモデルが大量販売されているのに出くわし、2本を追加購入したのだが、このような割れや、コード部の踏みつけによる断線で、泣く泣く処分した経緯がある。これらも残しておけば良かったと後悔。(上記断線も、プラグキットを使いハンダ付けにトライしたのだが、やはりこれでは音質が全く低レベルになってしまい、見る影も無い音。断念となった経験がある。オーディオ用半田を使ったのに、それでも不純物や銅線との接触面積の問題があるのか?)

    ところでこのモデル、CD555、CD777と計3モデルのシリーズだったのだが、それぞれ音質が全く異なっていた。(ソニータワーにて試聴経験)
    CD555(シリーズ中一番安いモデル)は、低音の張り出しが強く、例えばドラティ指揮デトロイト響の「春の祭典」(通常の廉価盤ゴールド(純金)反射膜限定盤3大バレエセット)などの大太鼓の衝撃力は快感だった(これもソニータワーでの試聴)。しかしバランスの悪さは否めず、他の音源では不満が出る。
    こういった、音作りのばらつきは、設計者たちも全く方針が定まっていず、行き当たりばったりで作っているとしか思えない。素材を贅沢に使った数十万のモデルでも、贅沢な雰囲気の音はするが、高音が妙にキンキンだったりと、何をやっているのかという思いだった。(これもソニータワーにて)

    最近はドルビーサラウンドがヘッドフォンで再現でき、音像も前に定位するという不思議なモデルもあるとのことだが、クラシックでの再現性を重視する立場からは、通常の2chステレオを、大口径の密閉式でというのが基本。世間の評価ではゼンハイザーのHD650が一番とのことだが、高価なためまだ試していない・・・

    <追記>いろいろ書きましたが、ソニーの名誉のために。
    最近では検討はよくされているようです。それでも手探り感、方針のぶれはありそうに思えます・・・
    http://www.sony.jp/topics/headphone/mdr-d777sl/kodera.html

    <追記>その後上記MDR-D777SLを、某店の激安セールで購入。予想以上の出来の良さです。

    <追記>さらに、プレジデント Family (ファミリー) 2007年 07月号 [雑誌]122ページにも、MDR-EX90SLの開発での工夫の話が。
    これを読んでも、確かに苦労はわかるが、それならなぜ同シリーズの機種間で音があんなにも違うのか?と思う。1個1個チューニングして出荷するほどの気遣いがあるなら、パッケージに、こういう方向で音作りをしました、というような開発者のメッセージを載せたりすればいいのにと思う。

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    2006.10.19

    4K×2Kの放送には?(空想)ほか

    当然ながら現行ハイビジョンの約4倍の画素数が必要。(実際には、放送帯域に応じ横方向画素数をフル画素より落としているのは別にして)
    いかにしてその3倍の画素数分の情報を埋め込むか?
    開発が進んでいる、放送側の変更だけでMPEG2の圧縮率を上げる技術(NHK放送技術研究所の97年のこのような記事の一番下 等を参照。他にも適切な解説があるはず)で、1チャンネルの1/3くらいを従来放送と互換の2K×1Kのハイビジョンにあて、残りで補完情報とするのがよいのでは?(※最下部リンク参照)
    ただし、現行の品質をこれ以上落としてほしくない。今でさえ、モスキートノイズがひどいのに。特に森の緑をハンディカメラで歩くところでのざわつきはひどいものです。(遠景でなく近くの木々の暗めの緑)

    現行放送でもこのような改善の動きがある。(PDF)このあたり、案外知っている人は少ないのでは?

    ほかに、2005年度のまとめとしてこのようなもの(PDF)もあり、示唆に富む。

    最近、NHK組織への批判による収入大幅減で危機的状況があるようですが、放送技研のような研究組織と予算はきっちり確保するべきで、ここに安易に手を付けるべきではない。民間や大学とも個別に共同研究は行っており、その核となる高水準の指針を示していると思う。

    ※その後の記事も参照(圧縮技術の進歩で上記のことはやや古くなった)
    技研公開2007、スーパーハイビジョン関連技術<要点レビューとQ&Aその2>

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    2006.10.12

    CEATECにて2_Blu-ray Disc (BD) 関係〜さらに話が横道に

    <補注:本稿は2006年のものです>

    BDの早期普及を願う者として、以下の2点を説明員に希望・提案として伝えてきました。

    1.出展企業名に無かったIODATAさんは、DLNAのコーナーに展示していて、ちょうどカタログを配っている人から受け取ったついでに、
    RecPotに繋いで移動できるBDドライブユニットを当初10万以下〜数万で安価にお願い、と。

    つまり、チューナーレスでいいから安く出してもらえれば、チューナーからRec-POTに録画した物の保存が手軽にできる。あるいは直接BDに録画もできる。要するにD-VHSデッキと同じ役割をしてもらえばいいということです。

    伝えておきますと快く言ってもらえた。ぜひ実現してほしい。


    2.さて問題のソニーブース。こちらにも提案。
    PS3の担当技術員は居られなかったので隣のBDレコーダの担当者に、部署は違うでしょうがと断ったうえで、
    PS3に、デジタルチューナーと繋いでBD録画できる機能をつけた機種を10万以内で出したら、売れるはずです、と。
    ついでに、できれば2層記録で、と付け加えておきました。

    これも1と同じで、チューナーにはD-VHS接続を想定してEPGから簡単に外部録画予約できる機能がある。ソニーのチューナーは更にディスクモードなる特殊制御機能もある。
    これを利用しない手は無い。メインの装置(ホスト)はチューナー側に譲って、PS3は純粋に外部接続記録装置として働くモードを持ってもらえば良い。
    (もちろん再生はPS3本体の内蔵チップで再生できるようにするべき。)

    だいたい、発売当初の時期は、数少ない映像ソフトだけを目当てに買う人はそんなに多いとは思えない。誰しも、ついでにハイビジョン画質のディスク録画機能を早く安価に実現したいと思っている。けど当初価格20万前後というのはかなり苦しい。
    そこへ、チューナーレスとはいえBD録画が10万以内なら、考える人は多いと思う。

    ●以上のような発想をするのには、以下のような考えがあります。
    これは持論なのですが、そもそもテレビにチューナーはいらない。レコーダーのチューナーで見る。見ている物をすぐ録画したいとき困るではないか。一昔前のモニターテレビ(ソニーのPROFEELのような)という製品ジャンルが今ほとんど見られないのはなぜか?値段もチューナー分安くできるのに。PC用モニターと兼用でテレビとしての画質調整機能が足りないものがほとんど。

    そこへRec-POTや日立等のテレビ内蔵録画機能が出てきて、やっとまともになった。テレビのチューナーで見ながらすぐ録画もできる。
    人によって、ケーブルTVのSTBを使わざるを得ない環境の人もRec-POTに救われる。(iLink端子がある限り)
    そこへTV内蔵チューナ充実の時代。上位機は2つ積んでいたりする。モデル単価を上げる手段かとも思われるが、無駄ですね。上記のように難視聴地域でCATV、それがトランスモジュレーションのみだったりすると特に。今後は新方式の放送やIPでの映像サービスがいろいろ出てくるのに。

    というわけで翻って録画機のことを思ったとき、今後新方式のチューナーからは、特別な配慮が無ければ、いずれも録画しにくいことになる。(アナログのピンコード接続の時代とは違うのですから)
    皆さんこの点をよく見通してほしいものです。

    (追記)なお、このあたりを気にするほどんどの方はご存知でしょうが、Rec-POTからBDに移動できるのは、現在(2006年10月)のところ、シャープBD-HD100のHDDに移動し、さらにBDに移動する場合のみのようです。
    (追記)松下機DMR-BW200も可能のようです。IODATAの動作確認済み機種一覧参照。

    (※綴りを訂正しました。(誤)RecPot → (正)Rec-POT )

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    2006.10.11

    CEATECにて

    シャープの4K×2Kの液晶の試作品を見て、これはすばらしい。これならOKと思った。
    (どうも、画素の粗さに敏感な目をしているようで、このレベルでようやく、「画素感」が消えて快適。)
    ハイコントラスト液晶も、黒部分は先が空洞であるかのように深い漆黒。
    http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061003/121801/?ST=fpd
    http://journal.mycom.co.jp/articles/2006/10/03/ceatec4/

    ビクターの4K 3Dシアターはすごい。(波長分割型眼鏡)
    宇宙のなかを進む体験は貴重だった。天の川の中心へ向かうところは圧巻。
    http://www.stereosound.co.jp/hivi/detail/feature_108.html
    http://www.phileweb.com/news/d-av/200609/29/16744.html

    これらを見てから、普通のフルHD画面を見ると、物足りなく感じてしまう。
    特に期待していたソニーAシリーズ(そのうちSXRD採用の新機種の反射型液晶プロジェクション)の画質の汚さにがっかり。(以前のQUALIA006のすばらしさと異なり)
    (・・・どうも映像ソースのせいのようですが、その場では納得いきませんでした。)


    思ったのは、スーパーハイビジョン2025年放送開始(ロードマップによる)
    という前に、つなぎとして4K×2Kの放送を早くしたほうがよいのではないか、ということ。
    インフラの進歩は早いとはいえ、スーパーハイビジョンではデータ量の点で敷居が高すぎるように思われます。
    (デジタルシネマは4K×2Kだからソースは問題無し。
    画質レベルも、ビクターのブースで見た4K映像の水上の船からの風景でも、没入するに十分な臨場感。)

    ただし、受信機の対応も必要なため、BSではなかなか難しい。IP伝送でのほうが実現しやすい気がする。

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